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思い出のマーニー (2014)

監督
米林宏昌
  • みたいムービー 447
  • みたログ 4,206

3.67 / 評価:3,901件

ガラス細工のようにフライジャルで愛おしい

  • moon_in_kobe さん
  • 2014年7月18日 15時38分
  • 閲覧数 10113
  • 役立ち度 782
    • 総合評価
    • ★★★★★

これまでの宮崎作品のような大活劇ではありませんでした。

全てにおいて繊細な作品。

まだ、芽の固い青い乙女を描けていることに驚きます。

青春の陰りのヒリヒリとした痛みを思い出します。
多感な世代は思いが強すぎる分、もろく傷つきやすい。
喧噪の中にいても、一人静寂を感じてしまう。
寂しいくせに、誰とも話したくない。
言葉は刃のようで、怯えて口にできない。
壊れかけているような自分がやるせなくて、大嫌いになる。

薄いガラス細工のように「フライジャル」であったり「透明」であったり。

冒頭のモノローグからエンディングのギターの音色まで、
繊細で愛おしくなるジブリ作品でした。

ジブリは宮崎駿を離れて、そんな蒼い苦しみを表現できるようになりました。
これまでも「ゲド戦記」や「借りぐらしのアリエッティ」などで、
そんな詩情の広がりを感じた時は嬉しかった。

そんな時に限って、世間の評価は意外でした。
こんな作品もあっていいのにと思います。

青春の想い出は人によって違います。
夏の海の想い出が人によって違うように。

この作品は評価が分かれるかも知れません。

だからこそ、何にも惑わされず、自分の目で客観的に観る必要がある作品だと思います。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 不思議
  • 切ない
  • 泣ける
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