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ラグナロク オーディン神話伝説

bakeneko

5.0

ネタバレノルウェーとロシアは国境接しているんだ!

北欧神話の“ラグナロク” (=北欧神話の世界における終末の日)の謎を解くために、ノルウェーを北上した父子と仲間達が、伝説の真実に遭遇する“遺跡冒険アドベンチャー+α”の娯楽作で、現地ロケの自然の魅力が満載であります。 ラグナロク(古ノルド語:Ragnarøk(Ragnarök、ラグナレク)、「神々の運命」の意)は、北欧神話の世界における終末の日のことで、後に。リヒャルト・ワーグナーがこれを Götterdämmerung とドイツ語訳して、自身の楽劇『ニーベルングの指環』最終章のタイトルとしたことでも有名であります(Wikiより)。 バイキングの遺跡から出土した“ラグナロク”の謎の真意を探るべく家族の夏休み旅行も兼ねて北上したシングルファーザーの主人公と子供達が遭遇する“神話の真相”をサスペンスアクションてんこ盛りで描いた娯楽作で、冒頭の遺跡の謎部分は「インディ・ジョーンズ」、中盤の洞窟探検は「エイリアン」、終盤の脱出活劇は「ジュラシックパーク」…と冒険活劇のいいとこ取りの楽しさが満載であります。 北欧の最北端の豊かな自然や洞窟も興味深く映し出される作品で、レビュータイトルにも書きましたが、(途中にスウェーデンとフィンランドがあると思っていた)ノルウェーとロシアが直接国境を接している等、スカンジナビア半島国家の地理にも詳しくなれますよ! ねたばれ? 1,冬戦争(ソ・フィン戦争:talvisota 1939年11月30日 - 1940年3月13日)は、第二次世界大戦の勃発から3ヶ月目にあたる1939年11月30日に、ソビエト連邦がフィンランドに侵入した戦争で、フィンランドはこの侵略に抵抗し、粗末な装備で多くの犠牲を出しながらも緒戦では数倍の戦力のソ連軍を駆逐しています(その後に大兵力のソ連に圧倒され、領土を割譲されたことがフィンランドの枢軸軍参加の動機となりました)。唯、本作に描かれたような大きな要塞は(フィンランド&ソ連共に)建設する時間がなかった様です。 2,冬戦争にはT-34出現以前のソ連名物=多重砲塔戦車が使用されていて、本作にその残骸(多分T-35重戦車)が出てきます。 3,1000年前の鉄兜が錆びずに残っているなんて! 4,神話に描かれ、自分たちも信じているヨルムンガンド(毒蛇の怪物)がそのままの姿で出てきても中世の人は驚かなかったと思う。 5,本作に出てくるヨルムンガンドは北欧神話に登場する毒蛇の怪物で、ロキの血を引く最強のモンスターとして“ラグナロク”では、最高神トールと相打ちになります(マイティ・ソー危うし!)

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