ここから本文です

ポンペイ (2014)

POMPEII

監督
ポール・W・S・アンダーソン
  • みたいムービー 131
  • みたログ 1,036

3.14 / 評価:751件

解説

『バイオハザード』シリーズなどのヒットメーカー、ポール・W・S・アンダーソン監督がメガホンを取って放つ歴史アクション大作。『サイレントヒル:リベレーション3D』などのキット・ハリントンを主演に迎え、火山の噴火で埋没した街ポンペイを舞台に、愛する人に全てをささげる主人公の奮闘を描く。ヒロインを『エンジェル ウォーズ』などのエミリー・ブラウニングが好演。一瞬で全てを奪い尽くす自然災害に、果敢に挑む青年の勇気と行動力に胸が詰まる。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

西暦79年の古代都市ポンペイ。奴隷戦士マイロ(キット・ハリントン)は、富裕層の商人の令嬢カッシア(エミリー・ブラウニング)と恋仲になるが、彼女にはすでに婚約者がいた。身分違いの恋に悩んだ彼は、自由を得るために街を去ろうとする。ちょうどその時ベズビオ火山が噴火を始め、マイロは愛する女性を救うために街に舞い戻る。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C)2014 Constantin Film International GmbH and Impact Pictures (POMPEII) Inc.
(C)2014 Constantin Film International GmbH and Impact Pictures (POMPEII) Inc.

「ポンペイ」未曾有の大災害をロマンスで彩るポンペイ版「タイタニック」

 「バイオハザード」シリーズのポール・W・S・アンダーソン監督が、6年もの歳月を費やして古代ポンペイの街をリアルに再現。人類史に名を残す未曾有の大災害を大胆に映像化してみせた渾身のディザスター映画。大迫力のVFXでポンペイの街が火砕流に呑み込まれていくさまは圧巻の一言。迫力のサウンドと3Dで体感すべき作品だ。

 「タイタニック」を思わせる構成で、前半は主人公マイロの復讐と有力者の娘との身分違いの恋や剣闘士同士の友情を中心に描き、後半は大自然の猛威をこれでもかと見せつける。作品の中心はあくまでベスビオ火山の大噴火。物語は噴火を描くために用意されたと言っても過言ではない。

 マイロはローマ軍が滅ぼしたケルト騎馬民族の最後の生き残り。奴隷として育てられ、誰よりも強い剣闘士となり復讐を目的に生きてきた。ポンペイのコロシアムに買われ、道中、美女カッシアと運命的な出逢いを果たす。マイロの復讐の相手は恋敵でもあるのだった。コロシアムでの戦闘シーンは大噴火とともに今作の見どころ。それもそのはず、スタント・コーディネーターは「300 スリーハンドレッド」のジャン・フレネットだ。

 そして街を見下ろすようにそびえ立つベスビオ火山から巨大な炎と黒煙が噴き上がり、すべてを呑み込む。太陽の光は遮られ、地面が崩壊し、港には津波が押し寄せ、空からは灼熱の溶岩が降り注ぐ。地獄絵図の描写に、得意のVFXが冴え渡る。最も恐怖を煽るのは、黒煙が太陽を遮るカット。溶岩や火砕流などのわかりやすい脅威よりも、光を遮断する演出は生きる希望を断たれるような絶望を見る者に打ち込む。

 ディザスター映画好きはもちろん、「300 スリーハンドレッド」や「グラディエーター」のような古代人の男祭り好きにも楽しめる。シンプルな筋立てで迫力は最大級。ポップコーン片手に見るにはもってこいの一品だ。(杉本穂高)

映画.com(外部リンク)

2014年6月5日 更新

本文はここま>
でです このページの先頭へ