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やさしい本泥棒
公開日未定

やさしい本泥棒

THE BOOK THIEF

- 公開日未定

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3.0

構成がよくない

本泥棒 (主人公によれば無断借用) は重要なエピソードではあるが,メインテーマではない。人物が類型的で演出も過剰。くどいナレーションも要らん。悪い素材ではないと思うので,もっと淡々と,簡潔に描いた方が余韻深く味わいあるものになっただろう。ナチスの時代には,迫害されたユダヤ人の悲劇はいうまでもないが,ドイツ人自身も相当ひどい目に遭っていたことがわかり,その点は興味深かった。当時と現代の戦争観は違う。しかし,もう勝ち目がないのにやめない,やめられない狂気は日本とよく似ている。

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