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トランスフォーマー/ロストエイジ (2014)

TRANSFORMERS: AGE OF EXTINCTION

監督
マイケル・ベイ
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3.13 / 評価:1,600件

本筋が埋もれる!監督の「あれもこれも」

  • my******** さん
  • 2019年3月12日 3時03分
  • 閲覧数 839
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

前作まで(特に1と2)は監督の悪趣味とも言える下ネタやギャグのためのシーンが多過ぎて本筋を邪魔し「まっすぐ行ける道のはずが迂回を余儀なくされる」展開になってしまいストーリーが迷走していた。それを前作でよりシリアスなトーンへの方向修正を始め、本筋から離れないよう意識した構成に変化した。そのため今作も下ネタやギャグのための寄り道はかなり少なくなっているのだが、監督の抑えていた衝動が爆発したのだろうか、「あれもやりたい」「これも見せたい」という付け足したがりに歯止めが利かず、結果シリーズで1番本筋が埋もれてしまった作品になっている。いやー酷い。我慢できないのか…。

今回の敵はKSIと墓場の風とロックダウン。この3組の利害関係は分かる。各組とも自分の利益と他者への利益がwin-winとなる関係、かつ本当の企みが各々にあるという結構繊細な構図になっている。例えば墓場の風(アティンジャー)とロックダウンの契約もKSIのためだったり。実は複雑に絡みあっているのに、それぞれのバックグラウンドは全てセリフでさらっと言わせるのみ。いくらなんでもその大事な契約ぐらいはシーンを撮って見せてもらいたかった。口頭だけで進んでいく関係性にこんがらがる。

挙げ句の果てはその3者の大事なキーであり今作の目的でもある「シード」という物質の種明かしが、開始2時間後という考えられないぐらいに遅いタイミング。それまでゴールがどこにあるのかも観客が分からないなか人物たちが動いているのを見せられる。何がしたいの?何でやってんの?という感じ。

しかも視覚的見せ場を設けすぎて話がなかなか進まない。中でもイライラしてしまったのが、宇宙船からの脱出綱渡り、その後のスターウォーズばりのエアバイクチェイス、香港でのバイクチェイスにカンフーアクション、主人公vs墓場の風のアパートでのファイトシーン。子供のように「あれも、これも」状態。爆発などの特殊効果も大好きな監督だが、今作序盤の親子3人とルーカスへの爆発は爆薬がバカすごい量で、爆笑してしまった。いくらなんでも不自然だろう。ルーカス可哀想だったな。サイドアクションや人間のアクションシーンが多すぎて本筋が埋もれていく…。もうこの作品が「トランスフォーマー」でなくてもいいだろう。

人物設定にも気をとられる。父、娘、彼氏が終始ケンカをしている。特に娘の彼氏の設定が酷い。終始挑発的な態度。それを愛する娘。2人にずっと怒ってる父。全員オフェンス型で誰も応援したくならない。何より父と彼氏のやりとりがシーンをまたいで長い長い。そしてKSIのジョシュア。最初はシリアスな役どころだったが、コロッと寝返った後は監督が大好きなアホキャラに転身。これが大戦最中だから腹立つ。抑えてくれ監督!

様々な要素がストーリーを邪魔している。カットする能力はないのか?3時間弱…。誰も監督を止められなかったのか?余計な見せ場のほとんどが本筋と関係ないものだが、今作を見た人誰もがきっと言うだろう「なんか、難しかったね」と。

詳細評価

物語
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