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STAND BY ME ドラえもん (2014)

監督
八木竜一
山崎貴
  • みたいムービー 459
  • みたログ 5,036

3.92 / 評価:4625件

悪臭が漂う

  • yuki さん
  • 2020年11月25日 6時00分
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

賛否分かれるドラえもん映画。予測してたよりすんなりと受け入れられたが、その代わり始終砂を噛んでるような、虚無みたいな味がする映画だった。

ドラえもんの名感動エピソードをいくつも連ねて構成されているが、いかにも「泣かせてやろう!」って雰囲気で見せられると、やっぱり白けてしまう。そろそも藤子・F・不二雄のサラリとみせる演出だからこそ成立していたお話が、山崎貴の徹底的にクドい演出だと野暮ったいというか、見ていて恥ずかしくなってくる。

それで同じく、漫画的表現だから楽しめたエピソード、半世紀前の漫画だから許された設定を、そのまま映画に焼き写してくるから、それがかなり強い違和感を生んでいる。
みんな一度は考えたことだろうけど、のび太の結婚相手がジャイ子→しずかになったら、じゃあジャイ子との子供は?とか。そもそも歴史を書き換えて結婚相手を変えることは道徳的に問題があるのではないか、とか。

そういった倫理的問題に一切向き合わずに「原作通りですから」の一言で済まそうとする制作陣これは単なる怠慢ではないかと思う。しずかちゃんを最後までトロフィーのように扱う構成も、見ていて気持ちがいいものではない。
「ドラえもん」というもは元々グロテスクな漫画なのである。それを藤子・F・不二雄の演出力で見事に脱臭せしめているのが漫画「ドラえもん」であるし、それが創作という仕事である。それをなんの工夫もなくリアルな映像でつなぎ合わせたら、悪臭が漂うのも当然というものだ。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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