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人生はマラソンだ!
2014年6月21日公開

人生はマラソンだ!

DE MARATHON

R15+1132014年6月21日公開

fg9********

3.0

ネタバレ泣くつもりが、クスッと笑ってしまったワイ

 …2012年のオランダ映画だ。  …あらすじは、解説のとおり。  ロッテルダムで自動車修理工場を営むギーア。  社員は、中年のニコ、レオ、キースと、移民の若者のユースを含めて4人だ。  ユースだけは真面目に働いているが、社長のギーアも含めて、中年4人組は昼間っからビールを片手にカードゲームに興じているおバカさん。  そんなことで商売成り立ってんの?と誰もが思うが、案の定、会社は経営不振で税金も払えない状況だった。  そんな序盤の、冴えない中年4人組には何の魅力も感じなかったのだが、ユースがマラソン雑誌を読んでいて、脚を故障するまではマラソン選手で鳴らしていて、スポンサーが付いて結構な稼ぎをしていたことを知る。  で、ユースの叔父の中古車ディーラーに賭けを挑むことにする。  それは、マラソンで4人全員完走すれば税金滞納額を支払って貰い、完走できなければ自動車修理工場をそっくり明け渡すというものだった。  で、ユースコーチの指導の元、4人はトレーニングに励むのだったが、ダラケ切った肉体と精神がそんなに簡単に健全になる筈もなく、悪戦苦闘する。  また、ギーアには重大な隠し事があった。  食道癌を患っていて、それが肺に転移していて余命半年?だったのだ。  奥さんにも息子にも打ち明けておらず、しかも息子はグウタラなので困りもんだ。  同様に、他の中年3人ともにそれぞれの家庭事情・趣向事情を抱えていて、マラソン練習風景の合間に語られる。  さて、いよいよ、マラソン当日のスタートの号砲が鳴り、果たして中年4人組の練習の成果は実るのか?といったアルアル・ストーリー。  かと思ったら全然違っていた。  以下、完全ネタバレあり。  ギーアを除いた3人は無事にゴール出来たものの、ギーアはゴール直前300メートルを残して脱落してしまうのだ。  倒れて、この世からも脱落してしまったのだ。  ここで涙ぐもうと思ったら、ゴールした3人組の行動がふるっている。  なんと、ギーアの遺体を車椅子に乗せて運んでのフィニッシュだ。  泣くつもりが、クスッと笑ってしまったワイ。  で、結末は、ギーアのグウタラ息子が親父の自動車修理工場で働いているところで幕を閉じるのだが、スポンサーは遺体を含めての4人全員ゴールしたと採ったのか、ゴール直前300メートルを残しての人生脱落ギーア物語が空前の宣伝効果を生んだのか、滞納していた税金を肩代わりしてくれたのだろう……的な幕引きは爽やかで一見の価値はあった。

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