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フライト・ゲーム (2014)

NON-STOP

監督
ジャウマ・コレット=セラ
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  • みたログ 3,873

3.67 / 評価:2,365件

宣伝に偽りなし!素晴しい密室型ミステリー

  • ハイダウェイ さん
  • 2014年9月7日 18時40分
  • 閲覧数 3668
  • 役立ち度 32
    • 総合評価
    • ★★★★★

旅客機を舞台とした作品は、なぜか興奮してしまう。好きだ。
自分が旅行好きということもあるかもしれないが、世界中でもあれほど長時間の完全な密室という状況は他にないからだろう。
そんな状況で、ハイジャック、墜落、殺人事件などが起きれば、息を飲む一級品のサスペンスになりがちだ。



好きな作品に「エグゼクティブ・デシジョン」という作品がある。
これも旅客機の中でテロ事件が起き・・・というもので、観ながら何度もこの作品を思い出した。


だからと言ってマネとかパクってるという印象はない。
むしろリーアム・ニーソンの、こういう疲れた刑事役の方が、またかぁ~と思ってしまった(笑)
それも、巧妙なストーリー運びであっという間に気にすることもなくなり、終始、がんばれビル!という気持ちだった。



この作品の宣伝で、確か『犯人予想率3%』とか言ってたような気がする。
そんな煽りのような宣伝を何度か観たのもあって、ホンマかいなぁ~?と挑戦状をたたきつけられたような気分になっていた。


現に、始まってからずっと、こいつか?あいつか?とすでに犯人探しの視点で観てしまっている。
確かに、み~~~んな怪しいんだよ!
進むごとに、あの少女も、味方っぽいあの女も、全員を疑ってしまう。
見事にビルの気持ちとリンクさせられてしまってるってわけだ。



そして、疑えば疑うほど、迷宮に迷いこむと同時に、どんどん孤立していくのが分かる。
これが恐ろしいんだ。
マスコミを使った情報操作や、現代社会らしい機外からの追い詰め方とか上手いな。


もちろん、予告というよりも、もはや予知のように20分ごとに人が死んで行くのも恐ろしい。
3人目が死んだ時は、鳥肌が立ったなぁ~
まるで殺害方法が分からないんだもん!
その謎も、ちゃんと解いてくれて、完全に追い詰められたと思った瞬間に、答えが見えるのは何とも言えない痛快な感覚だったな。予想外の犯人の正体とともにさ。



だけど、2人目の殺害だけは、あいつがいつ?と疑問のままだったけどね。
ただのミスディレクションで放置か?


スマホのラインみたいな機能なのかな?
あれの使い方も上手かったな。
着信音も『チチーン』というシンプルなのが、疑問と不安を高めていってるような気がした。
メッセージの見せ方もセンスあるよね。



ビルが孤立した時は、あの電話先の上官も、そして暴動寸前の乗客も、ホント、ムカつくんよ!
必死でお前らを救おうと奮闘してるのに、もぉ~~、かわいそうで泣けてくるね。


だから、好転した時には、やっと分かったか!ボケェ!という気持ちと共に、報われた感があってジーンときた。
NY警察のあいつとか、いいやつじゃん。あの操縦士もね。



最後に銃が出てきちゃうと、ちょっと凡庸な感じで落ちたけど、その後の迫力のシーンでチャラだな。
連邦航空保安官?という制度は日本にないからよく分からないけど、すごくアメリカらしいし、きっと現実を踏まえた風刺もあるんだろうな。



宣伝に偽りなしの、すごくハイレベルなミステリーだった。興奮したぁ~~♪

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 勇敢
  • 知的
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