あらすじ・解説
奄美大島で生活している16歳の界人(村上虹郎)と同級生の杏子(吉永淳)。ある日、島の人々の相談を受けるユタ神様として生きてきた杏子の母イサ(松田美由紀)が、難病で余命わずかなことがわかる。杏子を励ましながらも、神と呼ばれる者の命にも限りがあることに動揺する界人。そんな中、恋人のいる母・岬(渡辺真起子)が醸し出す女の性に嫌悪感を抱いた彼は、衝動的に幼少期に別れた父のいる東京へと向かう。久々に父子一緒の時間を過ごして島に戻った界人だが、岬の行方がわからなくなったという知らせが飛び込んでくる。
シネマトゥデイ(外部リンク)
作品レビュー(86件)
- cyborg_she_loves
1.0点
河瀬っていう人は、ドキュメンタリーっぽく作ることによって映画のリアリティが増すと信じてる節がありますね。 ハンディカメラによる終始ゆらゆらと揺れている映像。カメラ回しっぱなしの非常に長いワンカット。ぼそぼそと聞き取りにくい台詞と、異常に長い沈黙。暗い場所をライティングせずに暗いまま撮る。 現実に起こってる出来事を、何の作為もなくそのまんま撮りましたよ、的な作り方です。 私にはこれがものすごく作為的でわざとらしく見えて、見ていて嫌になり、退屈になります。 旅行して、すごく綺麗な風景だと思って写真をいっぱい撮ったけど、帰ってきてその写真を見たら、その場で自分が感じたものがまったく写真から感じられなくてがっかりした、という経験をしばしばします。 風景にせよ会話にせよ、その場に居合わせて自分が体験したものは、写真や動画に撮りさえすれば残る、いつでも再生できる、というものではない。体験は「表現」しなければ見ている人には伝わらない。表現の工夫なしにただ撮っただけの写真や動画は、次に自分が観客の立場になって見直したら、そこから何も伝わってこない。そういうものです。 冒頭のヤギの屠殺のシーンなど典型的でしょう。 奄美の人々にとっては、これは生活であり、日常であり、生きることの大切な一部です。 しかしその「奄美の人々にとっては」っていう部分を何も描かないまま、ただヤギの首を切る光景だけをいきなりバンと映したら、「内地」の人々は吐き気か寒気しか感じません。ホラー映画か何かみたいに見える。これは奄美の生活の、何の「表現」にもなっていません。そのことをわかってこの映像を取り入れているのだろうか。 河瀬監督自身は非常に大切なものを映像化しているつもりのようですし、実際にそれは大切なものだとは思いますが、残念ながらその大切なものがまったく表現されていないように私は感じました。
- みやじゴロー
3.0点
amazonプライムで鑑賞。 映像が暗すぎて特に暗いシーンでは何をしてるのかわからない。 スマホ鑑賞なので輝度を上げれば良いが白ボケするし、おそらく制作者の意図なのでそのまま鑑賞。 私は沖縄に住んでるが、もっと海も空も青くて美しく、生命力にあふれている。 わざと曇りの日に撮影して、波の多い日に撮ったのか透明度も低い。 奄美に行ったことがないのでわからないが、琉球の自然はもっと生命力に満ちてるはずだと思いたい。 ノロにヤギ汁と琉球文化が好きな者にとって興味の絶えない題材なのに残念な表現方法でした。 最後の美しいシーンだけは、もうちょっと美しく生命力にあふれた映像にして欲しかった。 美しい物を素直に美しく表現することに臆病になってはいけない。そう思える作品でした。
- yrc********
1.0点
芸術ぶっていてつまらない映画。途中で寝てしまった。
- 浜の拳王
1.0点
映画? 出演者が可愛そう…
- みるみる
3.0点
ネタバレ自分がここで暮らしていたなら
このレビューにはネタバレが含まれています。
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