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闇のあとの光
2014年5月31日公開

闇のあとの光

POST TENEBRAS LUX

1152014年5月31日公開

kps********

4.0

無性に死にたくなった。。。

ガチでなんとなく死にたくなりました(笑) 作品の意味とか言いたい事とかは分かりませんが、酒やマリファナ・コカイン、アル中や売春・近親相姦の話がでてきます。 ついでに集団乱交場なんかが出てきて、無意味な会話を延々と続けている人達が描写されます。 その場その場の一瞬の快楽で紛らわしているかのような人達が登場してきますが、総じて皆倦んでいるという映画ですかね。 あの画面をボヤかした絵作りが、目的意識とか意志を喪失させた人間を連想させますが、何か牢獄の中で生きている人間に見えなくもないです。 主人公が子供時代は全てが愛おしい、椅子・コップ・機械・車・村から聞こえる大きな歓声、すべてに命がある、光輝いてる、いつも。といった言葉を残して死んでいきますが、とても印象的だったかと思います。 郷愁の念はない!と言い切っていますので、生命そのものに焦点が合わさった映画なんだろうなと推測しました。 最初のほうで、トルストイの『戦争と平和』の主人公のお話が出てきて、「彼は奇妙で魅惑的な感情を初めて知った」「富も権力も命も人々が努力を払って守ろうとする一切のものに価値があるのは捨てる時の喜びのためなのだ」なる深いお言葉の引用が出てきます。 なんとタイムリーな事に、昨日から長谷川哲也先生の超名作『ナポレオン・覇道進撃』(漫画)を読み始めていた為、僕の意識は一瞬で革命期フランスに飛んでしまいました。 この映画と対極にあるような、一瞬一瞬がとてつもなく熱い時代の漫画なんですが(命がとてつもなく軽い)、まあナポレオンや将軍にはなれないので、一兵卒としてワーテル・ロー辺りで命を燃やし尽くしてウェリントンに殺されるのも悪くないなあ、なんて意味不明な感想を持ったりしましたが、上記した戦争と平和の主人公の言葉が分からないでもなかったです。 作品全般とてつもなく陰鬱で、リアルに死にたいという欲動を感じましたが、 そういう死への欲動の中に、一瞬の熱い生のような物を感じた次第です。 うん、なんか理解できた気がするので★1個追加しとこう。 ★4つにしときます(笑) 以上です。

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