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ハミングバード (2012)

HUMMINGBIRD/REDEMPTION

監督
スティーヴン・ナイト
  • みたいムービー 1,304
  • みたログ 2,078

3.16 / 評価:753件

捜査にはコストがかかる

  • raz******** さん
  • 2020年6月1日 17時13分
  • 閲覧数 1838
  • 役立ち度 7
    • 総合評価
    • ★★★★★

エンタメではなくて暗くて渋めの映画。
戦地で心に傷を負った主人公が再起を図る系。

わりと定番なストーリーだけど、
裏社会で金稼ぎをする流れは見ていて抵抗がある。

でも、現実において、退役軍人の何パーセントかは軍人であったということから真っ当な仕事につけずに裏社会にいってしまうことがあるそうで、そういう社会の状況を映画にしたかったようだ。

最終的には主人公はマフィア組織の情報を警察に提供しており、壊滅のために尽力していることから、結果的に潜入スパイとして成果を上げたことになる。

この映画のタイトルはハミングバードで無人偵察機のことであり、潜入スパイは偵察任務を主目的とすることから、主人公自身がハミングバードであったという結論になっていると思われる。



で、主人公は数年前に軍法違反をしたけど、脱走してずっと罪を逃れてきた。
ずっと逃れたままでいられたというのが、大事な伏線になっている。

映画のラストでは、金持ちの金融マンを高層ビルの屋上から地面に放り投げた。
そしたら、主人公はすぐに捕まった。

軍にいたときに無関係の民間人を5人殺した主人公への捜査を、当局はぜんぜん本腰をいれずサボっていたけれど、金持ち1人殺したらすぐに捕まえられたんだよね。

そしてイザベル殺しの捜査も警察はやる気を見せていなかったし、借金取りたてで主人公が銃を発砲した事件でも警察は本気で捕まえようとはしていなかった。



なので、この映画は、犯罪を監視するための機材やそれの運用にはコストがかかっていて、そのコストをペイできるような犯罪でしか実質的に活用されていないということを言っているのだろう。

防犯カメラは街の表通りにしかなく、裏通りは裏社会が牛耳っている。
金持ちは裏通りにはいかないから、それで良いということだ。

そんな状況だからこそ、ヒロインは修道女である必要があった。裏通りで慈善活動をしている彼女と出会ったことで、主人公は正しい道へと戻ることができた。

また、主人公は自身の行動のために大金を必要としたけれども、それは、捜査活動には金がかかるってこととリンクしている。だから、金持ちは優遇されるわけで、だからこそ、この映画は優遇されている金持ちをラスボスとしたわけだ。

あと、ヒロインがアフリカに行っちゃうことも、そっちの方がロンドンよりも酷い状況だからだろうね。



最後にこの映画の総評だけど、ストーリーはけっこう考えさせられる内容で、映像の作りも良かったと思う。人を選ぶかもだけどしっかりした作品という印象。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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