2014年6月21日公開

父のこころ

892014年6月21日公開
父のこころ
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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

9年前、仕事に失敗して姿を消した奥村家の主、賢一(大塚まさじ)が京都に戻っていると聞き、息子の宏志はつてをたどって会いにいく。しかし、父は家族との再会を果たすためでなく、世話になった女性のお骨をその人の家に届けるという目的で京都に帰ってきたのだった。それでも娘の恵美は父に結納に出席してほしいと告げ、母には何も知らせないまま、家族が9年ぶりに一堂に会すことになり……。

シネマトゥデイ(外部リンク)

作品レビュー(5件)

切ない33.3%悲しい16.7%泣ける8.3%恐怖8.3%不思議8.3%

  • Koh

    5.0

    ヘビー!ヘビー!

    静かなやり取りのなかで突然吹き出すかのような感情の爆発。 年齢を重ね、それぞれの人生を歩むときに見たくないもの、嫌な事、 やり過ごしたい気持ち、触られたくないこと。。。 家族だからこそ、ごまかしのきかない本当の自分が見えてくる。。 ヘビー!ヘビー!こころの奥底に隠していたところをえぐられる作品です。

  • mai********

    4.0

    行き違い駅を行き違う家族

    劇中で父が乗る電車の、駅のホームの風景に 『行き違い駅』という看板があるのが妙に印象に残りました。 積み重ねられた思いのすれ違いが お互いの許容できる心の堰を越えてしまった家族の姿。 形だけは家族を見せることが出来ても 心までは戻れない。 始発駅から始まった家族の旅。 単線を仲良く旅した頃の記憶が、今はただ寂しい。 行き違った旅路は、もう元には戻れない。 ただ形を変えて… 今出来る事はその姿を見送るだけ。 家族という言葉が重く辛く寂しくのしかかる作品……… イメージのついていない役者さんばかりなので 逆に家族の姿がリアルな感じで痛い。 父親は我慢の限界を迎えたんだろうなと、奥さんの言動から感じるけれど 逆に奥さんの言動の原因は夫なんだろうから、うすぼんやりとした夫がどれだけのストレスを与え続けたんだろうかと…想像が仕切れない。 『時をかける少女』の谷口監督が妙に考えさせる家族ドラマを作り上げたなぁ~と感じ入りました。

  • pyggc

    5.0

    愚痴を言い合える家族があるってよいなあ~

    5月に開館したばかりの「まちのば」にて1週間限定で上映されると聞き予告篇の良さに引かれて鑑賞してきました。 フォークシンガーの大塚まさじさんの初主演作品として注目された作品でしたが、私は大塚さんも知りませんでした。 物語の舞台は京都。仕事に失敗し妻子と借金を残して失踪した賢一が失踪先でお世話になった女性のお骨を彼女の実家に届けるために9年ぶりに京都に戻るというストーリー。 家族に会うためにではなく、失踪先でお世話になった女性のために、というのが本作のミソでもありました。 息子、宏志との再会によって再び同じ屋根の下で揃うのですが、結納を控え父に同席してほしいとせがむ娘の恵美。 しかし9年という歳月のわだかまりは消えそうで、なかなか消えないない。 結納を済ませたその夜、もう一度お骨を返してもらいに行こうと思うんやと切りだす父であった。家族を捨ててでも守りたかった思いは切なく観る者に訴えかけてきます。 実家先で父に背中を押すように代弁する宏志の姿に思わず熱いものが流れます。 最後はこの人の好きなようにさせてやったらいいと言い放ち餞別だと、賢一の頭をカットするシーンは母、葉子のやさしさに心を洗われました。 最後は離婚にも判を押す賢一でしたが、お墓が見つかったら連絡してと別れるシーンのなぜか父の背中が寂しそうに映ります。 離婚したら、ただの人だけど、宏志たちから見れば、お父さんに変わりないという母の言葉に、しんみり、うなずきながら見入っていました。 ほんとうストーリーの奥深さに引き込まれます。 それに大塚さんが主人公の父親に複雑なこころ模様の父親役にぴったりはまっていらっしゃいましたね。 初主演らしからぬ風格のある演じかたはお見事でした。 落ち着いた大人の映画でしたね。 これからは全国各地の劇場にて順次に上映されいくことでしょうね。期待の作品です。 今作をこのような形で鑑賞できたことをうれしく思います。 ほんとに家族について考えさせられる格好の映画でした。 それぞれの立場で本音をぶつけ合う姿にも共感を持ちました。 人の心の奥底まで焦点を当てたところにこの作品の良さがあります。 たくさんの人に観ていただきたい作品です。 父として母として子として内面の描き方も素晴らしく、よくできた作品です。 これはお勧めですよ!

  • pea********

    5.0

    小さな宇宙を見た

    家族の本質を丁寧に丁寧にしかも作りすぎずに描き出した、静かな波を見るような映画でした。大塚まさじさんの寡黙ながらも味のあるキャラクターが光っていました。

  • nya********

    4.0

    割り切れない分リアルで考えさせられる

    「観光地」ではない京都のまちの静かなたたずまいの中、家族の再会とひとつの決断が描かれていました。 現時点で確か、地元京都と大阪で公開。順次各地で上映されると思います。 全面的に悪いのではないが家族を捨てた父を再び受け入れようとする家族。 ちょっと寛容すぎるんじゃない、という思いがしたところ、その後の父の決断で・・・・ 多くを語り過ぎないで、父の決断に対する母・息子・娘の受容が描かれていました。 私としては、家族の受容に関して、割り切れない部分もありますが、その分、リアルで、また、血のつながりとは、家族関係の破たんと再構築の難しさなど、考えさせられることがありました。 お近くで上映の際は見て考えてください。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
父のこころ

上映時間

製作国
日本

製作年度

公開日

ジャンル