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コアラ・キッド (2012)

THE OUTBACK/KOALA KID

監督
イ・ギョンホ
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2.33 / 評価:9件

政治臭がなければ楽しい作品なのに・・・

  • run_run_2009 さん
  • 2016年3月12日 18時30分
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

 子供(幼稚園児)が喜ぶかなと、特に何も考えずに借りてきた映画です。

 生まれつき白いために仲間はずれになったコアラが、サーカスに居場所を見つけ、ヒロイン(コアラ)を助けて仲間からもヒーローと認められるお話。子供は大喜び、大人も「わはは!」と吹き出すシーンも多くて楽しめました。スピード感もいいです。ウォンバットにクロコダイルと、敵も味方もいかにもオーストラリア!という雰囲気。

 でも、オーストラリア映画にしては何かヘン。アメリカ映画ともちょっとノリが違う。シナリオというか、「間」というか、笑いの取り方とか、微妙に平坦さを感じるCGとか、欧米アニメにとても似ているけれど欧米アニメじゃない感じ。「エイリアンモンキー」「オスカーズオアシス」「ゴン」といった韓国CGアニメに近いかな?と思っていたら、やっぱり韓国製のCGアニメでした。それでべつに良いのですが、時々ふっと我にかえらされるような、はっきり言葉にできない違和感がもや〜っとつきまといます。何なんでしょうこれ。安定とも王道とも違う、予定調和というんでしょうか、ウケるとわかっている画面をウケる前提で並べられているような、本当ならもっと全力でウケを狙ってきてほしいのにそうならないような、うまく言えない違和感です。決して面白くないわけじゃないんですよ!断然面白いんですよ!でもわはは!と笑いながらはっきり言えない違和感がつきまとうのです。

 極めつけは独島ですね。オーストラリアの話かと思って見てたら、韓国の政治の映画だったよ!という、この騙された感。最初から独島の話と思って見せられていたらまだいいんですよ。でも、子供が喜ぶオーストラリアの動物たちの話だと思って楽しく見せられているから、このやられた感、裏切られた感、ガッカリ感はハンパないです。たぶん日本人じゃなくてもガッカリすると思う。

 まあ、冷戦時代は、特にアメリカ映画の中には当たり前のように旧ソ連の悪口がちりばめられていたからそれと似たような感じかな?とも思ったのですが、当時のアメリカ映画は政治的意図じゃなくて、その世相の反映として「仮想敵国ソ連」が表現されていたので、やっぱり明らかに政治的意図の演出を盛り込んだコアラキッドとは違うのですね。

 そんな意味で、とにかく残念な映画です。

 ちなみに最後までサーカスのことをカーニバルと言っていたのは気になりました。サーカスシーンは「バグズライフ」や「マダガスカル3」に似ていました。盛り上がって楽しかったけど。

詳細評価

物語
配役
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音楽

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