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革命の子どもたち (2011)

CHILDREN OF THE REVOLUTION

監督
シェーン・オサリヴァン
  • みたいムービー 21
  • みたログ 23

3.90 / 評価:10件

重信メイさんに首ったけ

  • for******** さん
  • 2014年10月11日 0時38分
  • 閲覧数 888
  • 役立ち度 5
    • 総合評価
    • ★★★★★

著作を読んだり、発言を聞いたりして、とても重信メイという女性に興味を
持ちました。パレスチナで日本赤軍を立ち上げた重信房子の娘である彼女のドキュメンタリーとのことでこの作品、万難を排して観にいきました。

作者は、アイルランド人のドキュメンタリー作家のシェーン・オサリバン。
この作品のもうひとりのヒロイン、ドイツ赤軍のリーダー、ウルリケ・マインホフを母に持つベティーナ・ロールに比して、作者はメイのほうに心情的に寄り添っているように見えるのは、日本に暮らしたこともあり、日本人を妻にしているという個人的な背景だけではないだろう。

メイの生きてきた人生は、圧倒的な説得力をもって、人を惹きつけずにはいられないのだ。私たちがのうのうと日本で暮らしていた間、彼女は世界で最も危険な地域で生まれ、住居を転々としながら素性を隠して、無国籍で暮らしていた。それでいながら、子どもが成長するのに必要な、十分な愛情と教育を享受できたのである。彼女は最高の高等教育を受け、アラビア語、フランス語、英語、日本語を自由に話せ、美貌と知性を兼ね備えたジャーナリストとして、私たちの前に立ち現れた。

重信房子は、何か失敗したかもしれないが、少なくとも子育てには大成功したわけで、彼女を非難する人々はその点、自らを省みてほしい。特に団塊の世代と言われる人々は。(しゅん、、涙)

冗談はさておき、その彼女の大成功はもちろんパレスチナのアラブの人々
に多くを負っている。彼らは日本赤軍に恩義を感じ、ずっとメイたちをサポートしてくれたのである。この事実が私を最も感動させた。

要望を言えば、日本とドイツの社会の赤軍の女性リーダーに対する受け止め方の違いをもっと掘り下げてほしかった。少なくともドイツでは、「テロリスト」とされた人物の親に「土下座して謝れ」と頓珍漢な電話をいれる市民はいないであろうと思われるのだが、どうだろう。今もウルリケ・マインホフのファンが娘に、「あなたのお母さんを尊敬している。あなたももっとお母さんを敬いなさい。」とお叱り(?)のメールが毎日のように入るそうだ。
とにかく、たこつぼ日本に住むすべての日本人に観てほしい映画である。

詳細評価

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