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プールサイド・デイズ

プールサイド・デイズ

THE WAY WAY BACK

104

fg9********

5.0

なんか、とっても良かったぞ!!

 …あらすじは解説のとおりと書こうと思ったら空欄だった。  14歳の内気な少年ダンカン(リアム・ジェームズ)は、離婚した母の新しい恋人トレント(スティーヴ・カレル)と馬が合わずに悩んでいた。  夏休みをトレントの別荘で過ごすことになった彼は、そこでも孤独な日々を過ごしていたが、あるとき、ふと足を向けたウォーターパークで、ちゃらんぽらんな従業員のオーウェン(サム・ロックウェル)と知り合う。  成り行きからそこでアルバイトすることになったダンカンは、初めての仕事やオーウェンら奇妙な人々との交流の中で、次第に心を解放していく。  別荘に行く途上の車中で、ダンカンはトレントから次のような意地悪な質問をされる。  『お前は、10点満点中、何点だと思う?』  それに対してダンカンは、モジモジと煮え切らない返事をしていると……。  『お前なんか、3点だ!』とダメ出しの宣告をされてしまうのだった。  こんな風に自分を見下す奴と1分だって同じ空気を吸いたくないと思いながらも、母親の恋人なので辛うじて堪える。  で、お嬢ちゃんチャリンコを転がしているうちにウォーターパークに行き着き、そこで働くちゃらんぽらんな従業員のオーウェンと知り合い、チョッピリ前向きになり大人になっていく……といったストーリー。  ダンカンのような孤独で心を閉ざした少年は、口先ばかりの大人よりも、どこか少年のまま大人になったような男を本能的に見抜いてしまうのだ。  トレントと対面したオーウェンが、次のように堂々と言い放つ場面ではウルウルとしてしまった。  『俺は、3点の子の親友だ!』  ウォルシュさんの次の感想に同感です。  『最初と最後の車のシーンのカットは全く同じなのに、主人公の表情で全く別人に見えてしまうのが、青春映画のラストにふさわしいエンディングで、とても清々しかった。』  3点のダンカンが、10点とまではいかないまでも、8点ぐらいまでに成長を遂げたのだ。  原題は『The Way Way Back(帰り道?)』で、『行きはよいよい 帰りはこわい』ならず、『行きはうつうつ 帰りはよいよい』の作品で、なんか、とっても良かったぞ!!

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