作品レビュー(2件)
- moc********
3.0点
ウィルスによって人類が絶滅の危機に瀕した近未来。妊娠可能な唯一の女性を第2の地球に送り届ける任務に精鋭チームがつくが、辿り着いた直後に彼らは襲撃を受ける…というストーリー。 製作陣が水から日本向けポスターや予告等を作って日本に熱烈アピールしていた情報を見て興味を持った作品でした。 まあ、低予算のインディーズ作品なので安っぽいです。宇宙船なんかは出てきませんし、のっけから敵の襲撃を受けて混乱する部隊の様子から描かれます。その後、彼らは地下トンネルに逃げ込み、追ってくるエイリアンに一人づつ餌食になりながら只管逃げ続けます。 エイリアンは全体像ははっきり写りませんが、クモの様な脚が生えていて頭部はエイリアンに似てますね。 ゴア描写は殆どないです。基本逃げ続けるので戦闘シーンも殆どないですね。 前半、中盤はちょっと退屈でしたが、後半の展開は圧巻でしたね。ただひたすらに主人公の女兵士が狭苦しいトンネルの中を這い進んでいきます。後ろからはエイリアンが追いかけてくるから止まれない、だから只管進むしかないのですが抜けた先がもっと狭いトンネルだったり隙間だったりでそのなかを必死で這っていきます。この閉塞感と圧迫感は尋常じゃないですね。閉所恐怖症の人はこれ見るだけで死ねるんじゃないかと思うくらいです。主人公がひたすらヒーヒーいいながら這い進む姿だけがうつされますが、ここまで徹底してくれたら評価できます。 ラストはちょっとあっけない感じですね。助かったけど任務は失敗だから人類絶滅待ったなしっていう状況ですが。三部作らしいんで続きが製作されたら今度はあの星にいる色んな怪物と戦うのかな? エイリアンとの戦いや襲われる恐怖を期待するとハズすでしょうが、徹底して閉所恐怖を描いた所は新鮮ですね。閉所恐怖症の人は見ちゃだめですよ。
- bou********
3.0点
インディーズ系映画に属するらしく、超低予算です。 第二の地球に行くための宇宙船は出てこない。襲撃を受けて混乱する部隊の様子から始まります。 エイリアンの造形は、ギーガーのあれを幾分も安っぽくしたつくり。 戦闘もゴア描写も殆どありゃしません。 それは、この映画が描きたいのはそこじゃないからで。 病的なまでに追及されているのは、狭所のいやらしさ。 最初は膝立ちできる程度。 そこから這うようになり、仕舞には手で掻き分けてどうにか通れるぐらい。 行き止まりじゃないのが憎らしい。背後には銃も利かないバケモノがいるから、前に進むしかない。 最後にゃ、仰向けになってずりずり横に進んでいく。 終始息苦しさを感じる画面構成は、予算がないからこその一点突破の潔さが伺えて気持ちいい。 CGも序盤の端末(エコー系?)ぐらい。しかし場所を限ったおかげか、安っぽさはなし。 このトンネルは何故作られたのか・・・。管理用にも使えないだろうに。 主人公はとさか頭が特徴的な女兵士さん。リプリーポジションです。 後半はほぼ、彼女の顔とお尻(と太腿)を見ていくことになります。イェーイ。 結構な美人さんで、あっしの好みのタイプ。 ただ、閉所恐怖症の人にとってはトラウマに成りかねない一品です。 あっしは狭いところ大好きなので居心地がよかった……。
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