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必死の逃避行

必死の逃避行

DESPERATE

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bakeneko

5.0

ネタバレ逃走隠遁中なのに派手なことを…

アンソニー・マン監督が自分の演出家としての真のデビュー作と語っている作品であると共に、駆け出し時代のレイモンド・バーが演技開眼して凄みのある悪役で震え上がらせてくれる作品ですが、杜撰すぎる脚本設定からツッコミ処満載の映画にもなっている―日本劇場未公開作であります。 輸送トラックを運営しているスティーブ(スティーブ・ブロディ)は幼馴染のギャング:ウォルト(レイモンド・バー)達に騙されて窃盗の運転手をさせられそうになるが、現場で警備員にライトで合図して犯行を妨げ、ウォルトの弟が捕まってしまう。犯行で警備員を殺害した罪で死刑を宣告された弟を助けるためにスティーブを身代わり自首させるべく、ウォルト達はスティーブと新妻のアン(オードリー・ロング)を捕まえようとするが、先手を打ったスティーブとアンはチェコ移民の叔母の農場に隠遁し…という、巻き込まれ型逃亡サスペンスですが、スティーブが警察の協力をなかなか求めないことや、逃亡先でアンと派手な結婚式を挙げるなど、逃亡者心理として不可解なものがありますし、追手であるウォルト側も弟の裁判に何の有効な手段を行わず、仲間割れで自滅して勢力を減らすといった緊迫感を削ぐ展開に、脚本の不備を感じさせます。 それでも、(蛇足とはいっても)チェコの結婚式は愉しいダンスを魅せてくれますし、新妻役のオードリー・ロング(24歳♡)は可憐ですよ! ねたばれ? さっさと処刑しないから…

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