あらすじ・解説
古めかしいアパート「福福荘」で暮らし、福ちゃんの愛称で親しまれている中年塗装工の福田辰男(大島美幸)は、仕事に忠実で血の気が多く女性には二の足を踏んでしまう性格。そんな福ちゃんのもとに、中学時代に初めて好きになった女性の千穂(水川あさみ)がおよそ20年ぶりに訪ねてくる。カメラマン修業中の千穂と一緒に過ごすうちに、福ちゃんはかつて自分を女性恐怖症に陥れた張本人の千穂に思いを募らせていく。
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作品レビュー(84件)
- tal********
3.0点
ネタバレ大人のおとぎ話
このレビューにはネタバレが含まれています。 - tat********
4.0点
ほっこりと楽しめる。いつも明るくニコニコしている福ちゃん。でも、人間だもの辛い経験もしている。辛い経験があるからニコニコできるのかも。 登場人物全てが超個性的で面白い。 福ちゃんの屈託のない笑顔が魅力。やはり人間笑顔が一番と感じさせてくれる。 このような映画は日本でしかできないだろう。 ドアと部屋の奥に貼ってあるポスター、浜松祭りの凧の絵柄だ。 ーー 2021/01/15 8
- oir********
1.0点
見終えてなぜこれほどパワーのないふにゃ○んのような映画が商業作品として作られてしまったのか頭を抱える。 第一に男役がなぜ森三中なのか分からない。荒川よしよしでよかったじゃねぇ―か。 変態カメラマンのくだりで一気にはじけるかと思いきや生煮えの中途半端。 森三中が水川あさみに恋しているという設定も唐突で不自然。 あんな写真集が出版なんてどう考えてもあり得ない! せっかくの刃傷場面というバイオレンスもはじけ切らずうやむやのまま沈静化。 ラストに至ってはありえなさ過ぎてこっちが首を振る。おそらく脚本も兼ねた監督の願望投影なのだろうが、そう思うと悲しくなってしまったよ・・・ 本作品を好評価できる方々は素晴らしい感性をお持ちなのだろう。 マイナス一つ星
- 週末社長ゆず
3.0点
大島美幸が坊主頭でオッサン役を演じる。 意味不明の展開だが、 監督が森三中のコントをたまたま観てひらめいたという 解説を読んで、「なるほど、だからグダグダなんだな」と納得。 ストーリーがつかみづらく視聴者無視の展開に 終始、すべりつづけていく。 ウケを狙ってるんだろうなと思うが、笑えない。 カレーのくだりだけ面白かったので その部分だけ観てもいい。
- cyborg_she_loves
5.0点
男性である福ちゃんの役に大島美幸さんを起用した理由はただひとつ、彼女が実際に小中学生時代に受けた壮絶な「いじめ」の体験が、この映画の表現に深みを与えることをねらった以外にはありえません。 福ちゃんは中学時代にひどいいじめを受け、深い心の傷を負い、人に自分の本心を見せるのをおびえるようになっってしまった。 でも根が優しくて楽天的な福ちゃんは、いじめた相手を怨み続けることもせず、周りの人たちの心の傷に優しく寄り添いながら、いつも笑顔で前向きに生きている。 そういう福ちゃんの泣き顔や笑顔を本気で演じられるのはこの人しかいない、という見極めがこの配役を決めたのだと思います。 それは物語の背骨の部分の話で、それに大小さまざまな笑いをからめてコメディ仕立てにしてありますが。 特に前半は「下(しも)」にからむネタが頻繁に登場して、やや下品な印象は受けますけれど。 気に入らないとすぐナイフをふりまわす野々下くんも、笑いのネタにするには少々危なすぎますが。 そういうところに目くじら立てて嫌悪せず、大らかに笑い飛ばしながら見ていれば、この映画、なかなか笑えます。 福ちゃんは腹をナイフで刺されたけど皮下脂肪が分厚すぎたおかげで最初は気づきもしなかった、なんていうところも、ちょっと笑っていいのか迷うような危なさですが、まあそういうのは気にしないということで。 なんだかんだツッコミどころもあるけど、見終わったあとには、とても暖かい、「いい映画を見た」という印象が残る映画でした。
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