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幻肢 (2014)

監督
藤井道人
  • みたいムービー 18
  • みたログ 45

2.87 / 評価:39件

【 肢 】 に 謀 ( たばか ) られる。

  • Kainage_Mondo さん
  • 2014年11月21日 19時52分
  • 閲覧数 1106
  • 役立ち度 7
    • 総合評価
    • ★★★★★

“幻肢” という題名がお見事だ。わざわざ英訳まで添えたポスター ・・・ 加えて巻頭の 佐野史郎 ( 以下敬称略 ) 扮する教授の講義だもの、誰だって腕や脚の話だと思うに違いない。題名だけでつとに鑑賞を決めていた私など さぁ~かかって来なさい と身構えたものね ( 笑 )。そんな訳だから、始まって暫くして 幻肢 にまつわる物語ではない ! と判った時の落胆は激しかった。団子理屈をこねて、強引に 幻肢 → 幻視 の話にすり替える 詐欺まがいの運び に唖然としたね~ ( 爆 )。そのうえ幽霊を見ることも理屈は同じだなんて、笑止千万 ! 出演者の方々は大真面目なので笑う訳にもいかないけれど。

詐欺に引っかかった私はさて措き 物語 だが、事故で大怪我をした上に記憶を一部失くすという緊急事態に 雅人 ( 吉木遼 ) の家族の反応がまったく描かれない奇妙さはどうだ ? ! 削ぎ落すにも程があるだろう。大学病院の関係者や友人のみの関わりは不自然で、役者を節約した低予算映画という印象だった。病室に隔離されたままならいざ知らず、実際に何が起こったのかは退院すれば自ずと知れること。情報遮断された状態もこれまた不自然で、話の進め方にもともと無理があった。

抗うつ薬の商品名が唐突に しかも一剤のみ登場したのにも違和感があったが、TMS ( 経頭蓋磁気刺激 ) 療法 を物語の 核 に据えたのも、なんだかな~ という印象だった。協賛した某クリニックの押しが強力だったのか、原作者が取材した上でこれを選んだのか判らないが、作品としては 際物的な 匂いが混じってしまったと感じた。


映画の出来としては ★2つ がせいぜいだと思ったが、遥に扮した 谷村美月 の好演と、彼女が作ったとされ、劇中で断片的ながら披露された詩が好印象だったので、★1つ追加させてもらった。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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