あらすじ・解説
1953年、パリ。亡きクリスチャン・ディオールの後継者として関心を向けられるファッションデザイナー、イヴ・サンローラン(ピエール・ニネ)。デビューを兼ねた初コレクションを成功させた彼は、21歳にしてファッション業界の天才としてあがめられる。そんなイヴとディナーで出会ったピエール・ベルジェ(ギョーム・ガリエンヌ)は、その才能に惹(ひ)かれると同時に恋をする。ベルジュは仕事でもプライベートでもパートナーとしてイヴを支え、彼の名を冠したブランドを一緒に立ち上げてファッションの革命をもたらしていく。
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本編配信
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作品レビュー(90件)
- Karuna
5.0点
ピエール・ニネをすっかり気に入り、彼がセザール賞を取ったと言う本作を鑑賞することにしました。彼は本当に神経質な男、アーチスト役などがよく似合う。 かなり役作りをしたようで、それが十分伺える熱演で素晴らしかった。 ただ、AVのようだと言うレビューは全く当てにならない。そう考えるひとの頭の中が汚いのであろう。 わたし自身女性だし、ゲイに偏見がないためそう言うシーンに対する嫌悪感はない。 ただピエールベルジュの献身を裏切る彼の行為は後半食傷気味ではありました。 前にラグジュアリーファッション系の仕事面接を受けていた時サンローランの勉強をしてドキュメンタリーを見ていたため、二人の関係についてはある程度知っていましたが、本作はかなり忠実に再現していると思われます。 ピエールベルジュ役のギョームガリエンヌも素晴らしかった。 ピエールがいなければイヴ・サンローランはここまでの成功を手にすることはなかった気もしれない。 見ていると、アスペルガー、統合失調症のような感じがします。 とても身勝手で人の気持ちのわからないイヴでしたが、元来アーチストのため、孤独は凄まじかったことでしょう。 自分勝手な彼を描きつつその視線は優しい。 これはある種のラブストーリーだと思いました。 アダムドライバーなんかも演じられますね。 ファッションもモデルも眼福で楽しめました。 モンドリアンのくだりも面白かった。
- 柚子胡椒
3.0点
ネタバレ画面が華やか
このレビューにはネタバレが含まれています。 - pri********
2.0点
なぜこんな映画を作ったのか…ブランドにとってプラスになるとは思えない内容…むしろイメージダウンでは? オドレイ・トトゥのココ・シャネルの方が先見の明を持った強く新しい女性像を感じられ、ブランドに対して良いイメージを持てた。 サンローランの影の部分を見せすぎている気がする。
- kkk********
3.0点
ネタバレサンローランの意外な世界
このレビューにはネタバレが含まれています。 - rai********
3.0点
2009年、イヴサンローランの公私のパートナー、ピエール・ベルジェが二人の生活で収集した調度品をクリスティーズのオークションにかけるシーンから始まる。 若くしてメゾン・ディオールのアートディレクターに着任するも、アルジェリア独立戦争でメンタル不調に陥り、ディオールから違約金をとってYSLブランドを立ち上げ、1962年にショー開催にこぎつけ、成功の階段を駆け上がっていく。 天才だからこそやりたい放題で享楽にふけるYSLを、辛抱強くそばで支え続けたピエール・ベルジェの知性あふれる優しいまなざしが印象的だ。全般に耽美的でもの悲しい雰囲気。 ファッションには疎いが(そういえばYSLのシャツを持ってたかも)、ショーは美しく目を見張る。一方で、こういう素晴らしいデザインを着想するに至った理由やプロセスが全く描かれない。天才だから理由などないんだろうけど…
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