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ある優しき殺人者の記録
2014年9月6日公開

ある優しき殺人者の記録

A RECORD OF SWEET MURDER

R15+862014年9月6日公開

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3.0

白石監督節、炸裂!超衝撃映像に爆笑!

旧作31/120本目(2017)。どこで撮ろうが、良くも悪くも白石監督節は健在。前半最高、後半ぶっ飛びすぎ。 好きな点 ・2人の取材班の前で、殺人鬼「27人殺さなくてはならない。今25人殺した」。二人足りない!それって俺たち?!みたいなサスペンス超怖い…。 ・殺人鬼の独白に対し、主人公がする質問の順序が的確なのが凄い。登場人物と観客が疑問に思う事柄の順序が同じ。基本的な事だけど、ちゃんとそういう所を踏まえているからこそ、たとえぶっ飛んだリアリティの中であっても、白石監督作品は楽しく、観たくなるのかも。 ・まさか最後までワンカット風で貫くとは思わなかった。単純にすごい。 ・前半の会話でユンジンという人物名がさり気なく出て来る。自然な会話が伏線になっているあたり感心。白石監督にしては無駄がなくて普通に凄い(笑) ・ユンジンが車に轢かれる映像のクオリティは見事。 ・殺人シーンで、足がビクンビクンするの生々しくて最高。血が飛び散ったりする直接的な描写がある訳でもないのに、観るに堪えないレベルでグロイ。心に刺さる。 ・殴打シーンの迫力がなかなか良い。SEとか、カメラぶれさせたりとか、コンマ数秒の描写に血のCG使ったりとか、工夫しながら上手いことやっている。たとえ味方でも、チンピラとか馬鹿女がボコられると気持ちいいね! ・まるで抱擁のようなあの首絞めシーンは、逆光もあいまり神々しい。 ・空の超衝撃映像には爆笑。これが観たかった…! 好きじゃない点 ・形勢逆転して、カップルが主導権握るあの一連のくだりは、あまりに幼稚。日本人の変態性を出しているのかもしれないが、笑えもせず、単純に面白くない。ギャグになってないし、普通に下品。 ・ただの新婚旅行客が耳ちぎりまでしてしまうものなのか。ただの新婚旅行客が「人質にとられても私にかまわないで」と普段から約束しているのか。笑えるならギャグ要素として許せるが、笑えない。小学生の作った話みたい。 ・終盤からラストまで、馬鹿みたいにうまくまとまり過ぎている。アザの展開はどうだろう。なんで「私を殺して」になるのか。ご都合主義以外ない。

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