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ある優しき殺人者の記録
2014年9月6日公開

ある優しき殺人者の記録

A RECORD OF SWEET MURDER

R15+862014年9月6日公開

ron********

3.0

ネタバレ白石節

オカルト+暴力のいつもの白石節の作品でした。 最初から最後までワンカット(風)の映像チャレンジはなかなかに凄い。 白石監督のこれまでの作品で培ってきた演出ノウハウを存分に発揮した内容になっていると思います。(監督のファンならニヤリと出来る小ネタも所々に散りばめてありました) ただストーリー展開的には中盤少し乗りきれない部分がありました。 日本人カップルのくだりは「コワすぎ!」シリーズであれば笑って観れたのだろうと思いますが、本作の場合そこまでの展開が「コワすぎ!」シリーズよりもう少しリアル寄りであるために、彼らのぶっ飛びっぷりに付いていけない… 自身が刺されても割とキッチリとしたアングルでカメラを回し続ける田代含め「この立場の人間がこの状況でそういう行動とるか?」という違和感が続く展開が多かったです。 この辺りの異常ともとれる展開は、もう少し早めに「これは超常現象、オカルトが介入する話です」という明示をしたほうが、違和感なく観れたかもしれません。 それなら「これらの異常な行動も全て運命に導かれているんだ」という解釈が成り立つと思うので。 本作の場合結構後半になるまで「神云々はもしかしたら精神を病んだ人間の妄想かもしれない」というグレーな状況で進むので、そこが違和感を生み出すことになってしまっているような気がしますね。 ただオカルトが全開になったラストの展開は割と好みでした。 こういう着地になると思ってなかったので驚くとともにホッコリ。 総じて「ファンなら楽しめる」という表現が一番しっくりくる作品と言えると思います。

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