純粋に作品として惹かれるものがない
- ポルティ さん
- 2020年7月28日 16時55分
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グレタ・ガーウィグは豊かな才能を持った映画監督として、これからの映画界で動向が注目されるキーパーソンのひとりとなりそうだが、実は女優としての彼女を観たことがなかった。
一応これが女優としての代表作ということだが、ガーウィグの半自伝的なストーリーらしい本作は何やら小洒落たアート系作品みたいな作りが純粋に映画としてつまらなく、全く響いて来なかった。なにしろ86分しかない短い尺の中で一番心が動いたのが、ラストのタイトルの由来シーンだったりするくらいだ。
出ずっぱりのガーウィグ自身も特段演技力の力量を評価されるような見せ場もなく、女優として可もなく不可もない印象。ぶっちゃけ、このまま女優一本でキャリアを積んでも大成するまでは難しかったかもしれず、早めの二刀流への路線変更は正解だったのかもしれない。本作でも共同脚本に名前があるが、彼女の製作志向はこの頃から高かったということだろう。
監督は当時ガーウィグと不倫関係にあって、現在は夫になっているらしい。さては愛する不倫相手の魅力を描きたかったのか?と下世話な想像するのは下衆の勘ぐりというものか。
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