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イントゥ・ザ・ストーム (2014)

INTO THE STORM

監督
スティーヴン・クエイル
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3.48 / 評価:938件

解説

史上最も規模が大きい竜巻に襲われた人々の死闘を描くディザスターパニック。ジャンボジェット機も簡単に飲み込む直径3,200メートル、秒速135メートルもの巨大竜巻が襲来するさまを、臨場感あふれる映像で映し出す。メガホンを取るのは、『タイタニック』『アバター』などに携り、ジェームズ・キャメロン監督からの信頼も厚い『ファイナル・デッドブリッジ』などのスティーヴン・クォーレ。出演は『ホビット』シリーズなどのリチャード・アーミティッジら。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

直径3,200メートル、秒速135メートルというこれまでにない規模の巨大竜巻がシルバータウンの街に襲来する。炎に包まれた巨大竜巻が猛威を振るい、ジャンボジェット機すら飲み込む威力を前に、住民たちはシェルターに避難。一方で、竜巻を追跡する観測者ストームチェイサーや、最愛の人を守り生き残るため危機的状況を打破しようと模索する人々もいて……。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C)2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
(C)2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.

「イントゥ・ザ・ストーム」イイトコ取りの予告編を見てなお、期待を裏切られない!

 竜巻防空壕の蓋が一瞬にして剥ぎ取られ、家族を守ろうとした父親もろとも轟音とともに夜の闇に消え去った「ツイスター」(96)から20年弱。同作では、橋の下に逃げ込んで竜巻を回避するという、当時としては使えそうな竜巻対処法も紹介されていたが、今やそんなの何の説得力もない。何しろ、竜巻多発地帯であるアメリカのオクラホマ州では、昨年、直径2.1キロの巨大トルネードが襲来し、小学校は全壊、駐車場では捻れた車が折り重なって発見されているのだ。いきおい、映画で竜巻を描こうとすると、こうなる!

 高校の廊下にへばり付く生徒たちが木の葉のように横滑りし、用水路に逃げ込んだ人間が空気孔から外へ絞り出され行く。一度に数本立ち上がった渦が地上と空の間でとぐろを巻き、中の1本が炎を巻き込んで“火炎竜巻”と化す。直径3.2キロの渦中に飲み込まれた“ある物体”が本来の推進力を失って空中を浮遊する。それら、アイディアと技術を駆使した視覚&俯瞰ショット以上に、手持ちカメラや携帯を使ったPOV(主観)ショットが竜巻のリアルを伝えてくれる本作。主人公のストームチェイサーたちが命がけで調査している竜巻のメカニズムが、POVによって解き明かされる感動的なラストは、この手法のパイオニアである「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」(99)が主観ショットの限界を恐怖に置き換えたのとは、まさに対照的。人間の視野は限りなく広いことを教えてくれる。

 公式ホームページ上には、「皆さま、近くのものにしがみついて下さい。」という絶妙のフレーズで始まる予告編が貼り付けられていて、見せ場のイイトコ取りが堂々と開示されている。でも、恐らくネタバレに怒る人は少なく、ディザスター映画マニアはもちろん、一般映画ファンも大画面、大音響の下で竜巻を体感するために劇場へ向かうはず。向かって欲しい。「イントゥ・ザ・ストーム」は劇中の映像が前宣伝として有効で、なおかつ、本編でも期待を裏切らない、久々に盛り上げ甲斐のあるハリウッド映画なのではないだろうか!?(清藤秀人)

映画.com(外部リンク)

2014年8月21日 更新

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