あらすじ・解説
1974年、殺人事件を起こして服役していた兄クリス(クライヴ・オーウェン)が7年ぶりに出所する。今や模範的な警察官になった弟フランク(ビリー・クラダップ)は、自分の家に兄を迎え入れ、仕事の世話をしたり、前妻(マリオン・コティヤール)との間に立ったりして兄といい関係を築こうとする。そんな最中、クリスが以前犯した犯罪が明るみとなり、職場を追われてしまう。この出来事が兄弟の関係に影を落とし……。
シネマトゥデイ(外部リンク)
作品レビュー(12件)
- 名無しの権兵衛
4.0点
なかなか良い
- fg9********
4.0点
…あらすじは、解説のとおり。 1970年代のニューヨーク・ブルックリンが舞台。 服役していたクリス(クライヴ・オーウェン)は、刑期を終えて出所する。 それを弟のフランク(ビリー・クラダップ)と姉のマリーが出迎えるが、フランクはどこか余所余所しい。 それもその筈で、ガキの頃から悪事に手を染めて来たクリフとは違って、フランクは立派な警察官だ。 しかし、フランクは、身の置き所のないクリスを自宅に住まわせて仕事まで世話をしてやるが、クリフは職場で過去の犯罪歴がばれて首になってしまう。 で、自棄になったクリスの行き着く先は決まっていて、再び犯罪に手を染める羽目になるのだが、このクリスという男は根っからのワルだと思うシーンがあって、自分の犯罪を目撃した少年を容赦なく殺してしまうのだ。 こういった話に、元妻のモニカ(マリオン・コティヤール)が絡んでくるので儲っけもんと思い観続けるが、クリスはモニカに淫売屋の女あるじという仕事を賄わせるし、しかもモニカはヤク中という役どころだ。 よくもまぁ、こんな汚れ役を引き受けたもんだと調べてみたら、本作のギョーム・カネ監督との間に一児をもうけていた。 話しを元に戻すと、クリスはいよいよ悪事に突っ走り現金輸送車を襲撃するのだが、弟のフランクに正体を見破られてしまう。 万事窮すと思われたが、弟は兄の悪事を見過ごすことにしてしまう。 一方の優秀な警察官のフランクにも弱みがあった。 自分が逮捕した悪党の奥さんに惚れてしまったことだ。 その悪党が出所したもんだから命を狙われる羽目になり、フランクと悪党の奥さんはブルックリンの地を後にしようとするのだが、悪党の追撃の手は止まらない。 クリスの犯した悪事も警察にバレてしまい、クリスもブルックリンの地を後にしようとするのだが、その時、弟のフランクが悪党に狙われていることを知り……果たして、クリスはいかなる決断を迫られるや……といったストーリー。 幼少期の兄との果たせなかった約束の『3回のノック』のシーンでは、チョビッとシビレてしまった、なかなか見応えのある作品だった。 なお、ジェームズ・カーンが兄弟の父親役だったが、家長の風格十分で存在感があった。
- fyd********
4.0点
俳優も物語もとても見ごたえありました。なかでも、弟君の相手役の女優さんが切れ上がった美形。出所後の兄に仕事を持ちかける役の男優さんの渋みがただ事じゃない。びたっと紫煙の似合う俳優、今の日本じゃ到底お目にかかれない。兄弟の父が、ゴッドファーザーのソニー役の男優さんとは・・しみじみ時の流れを感じました。物語の中でたくさんの人が殺されるけど、映画とはいえ、一件だけどうしても許せない殺人がありました。それ以外は、とてもよくできたストーリーだと思います。佳品でした。
- oce********
3.0点
刑務所から出てきた犯罪に手を染めた兄。 それを迎えるのは刑事の弟。 堅気に戻ろうとするも上手くいかない兄に昔の仕事仲間が声をかけてくる。 映画でこういうパターンは絶対にまともな人間にはならない。 だが守るべきは家族の存在。 特に弟との葛藤がラストで証明される。 それは原題でもある「Blood Ties」血の絆。 兄を演じるクライブ・オーウェンが抜群にハマっており、社会の人間と上手く適合できない辺りを好演している。
- いやよセブン
3.0点
兄(クライヴ・オーウェン)が出所、刑事の弟(ビリー・クラダップ)がアパートに同居させ、就職先も面倒を見る。 兄には娼婦(マリオン・コティヤール)との間に子供が二人いたが、就職先で知り合った女性(ミラ・クニス)と仲良くなる。 弟は独身で犯罪者の妻になっている元カノ(ゾーイ・サルダナ)と愛し合うようになるのだが、夫は凶暴だ。 もう少し短くなれば良かったと思う。
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