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365日のシンプルライフ
2014年8月16日公開

365日のシンプルライフ

TAVARATAIVAS/MY STUFF

802014年8月16日公開

Hima

3.0

物を持つのは悪か

消費社会が飽和状態になり、断捨離が流行りだした頃?の映画。 公開から数年、今ではすっかり世間に定着した言葉となった。 持たない暮らし、ミニマリスト等の言葉も生まれ、物を持たない人が 増えている。物を減らしていくと、段々と物を持つのが悪、と感じて くるんでしょうか。行き過ぎたミニマリストの部屋は、失礼ながら、 刑務所に毛が生えた程度にしか見えない。何の為に文明の利器が生ま れたのか。この映画も、刑務所もどきの部屋にいる主人公の様子から 始まる。 すべての物を倉庫に預ける、物を持ち出せるのは1日1つ、 1年間物を買わないなど、設けられたルールは斬新でおもしろかった。 職質されることなく、懲戒免職をくらうことなく生きていくには、な かなか実行できることではないが、一度手放してから必要な物だけを 選択するという手法は良い。捨てる踏ん切りがつかない思い出の品や、 まだ使えるからと、もったいなくて処分できない物を減らすのに役立 ちそうだ。悩んで捨てた物でも、しばらくすると何を捨てたかも思い 出せないことがある。そして大して必要なかったことに捨てた後で気 づく。 映画の内容自体は、ときどき主人公が出掛けたり落ち込んだり、デー トしてみたりする程度で、特筆すべきことも、心が揺さぶられること もない。1時間20分弱の長さに見合う薄さです。 長編小説が読みたいわという気分には向きません。たまには絵本でも 読んでみようかな、そんなときには良いと思います。

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