あらすじ・解説
3人兄弟の末っ子として生を授かったギヨーム(ギョーム・ガリエンヌ)は、母親(ギョーム・ガリエンヌ)から女の子のように育てられた。エレガントな母をまねて女らしくふるまい、周囲からゲイだと思われていたが、息子を男らしくさせたい父(アンドレ・マルコン)が強制的に入学させた男子校ではいじめに遭い、イギリスの学校に転校するも男子生徒に失恋。そんな人生に疑問を抱いたギヨームは、本当の自分を探す旅に出るが……。
シネマトゥデイ(外部リンク)
本編配信
スマートフォンご利用の方はアプリから視聴できます。
予告編・動画
作品レビュー(16件)
- レオン
4.0点
ネタバレなんじゃこりゃ
このレビューにはネタバレが含まれています。 - sak********
4.0点
ネタバレエゴイストな母親
このレビューにはネタバレが含まれています。 - ryo********
5.0点
ネタバレダイアン・クルーガーがいい!
このレビューにはネタバレが含まれています。 - いやよセブン
4.0点
三男のギョームはママから女の子のように育てられた。 思春期まで自分を女だと思っていたという流れのギャグも可笑しいし、スペイン、ドイツ、イギリスに対するフランス人の見方も興味深い。 これが監督、脚本、主演(二役)のギヨーム・ガリエンヌの自伝というから面白い。 母親と息子の関係を極端にしただけで、根底に流れているのはかなり普遍的だと思う。 ドイツにてダイアン・クルーガーに腸洗浄されるシーンは可笑しい。
- 山下晴代
3.0点
監督、脚本のギョーム・ガリエンヌが演じた「ママ」は、どことなく、おフランスにいそうな高慢だけど論理的かつほんとうは公平な女を表現してなかなか魅力的だ。しかし、誰かに似ていると思ったら、『トッツィー』のダスティン・ホフマンである。あちらの方がずんぐりしてオバチャンでしたが(笑)。そして、ギョームの茂木健一郎(笑)。 コメディー・フランセーズの役者と言ったら、国家公務員。あちらでは尊敬のマトである。しかし、「自伝」をやってしまうところが、いかにも、自信過剰なナルシスト傾向の国民キャラである。コメディー・フランセーズに匹敵する劇団は、イギリスなら、ロイヤル・シェークスピア劇団だろうか。ここ出身の名優は多いが、「自伝」をやってしまったという俳優はあまり聞いたことがない。イギリスの舞台の名優が映画に出るときは、ワキやコメディのことが多い。 本作は、もともと舞台で、ひとりですべての登場人物を演じてウケたようだ。映画の脚本は多少違うのだろうが、なるほど、舞台ではここで、笑いを取ったのだろうなと思われる箇所がある。舞台では、観客の笑いは、芝居の推進力となる。しかし、映画は、ただ黙って進んでいくしかない。つまり、結末へ向けての減速である。 冒頭の、スペインでのシーンはなかなかよかった。イギリス、ドイツと、主人公が、親に「送り込まれる場所」のシーンがだんだん笑えなくなる。最後のオチは、あまりに紋切り型で唖然とする。しかしフランス人が、ほかのヨーロッパ人(スペイン、イギリス、ドイツ)をどう見ているかは、よくわかって興味深いし、いかにも「フランスのブルジョワ的なもの」をのぞき見ることもできる。作者はそういう意図を持っているわけではないが、端で見れば、「フランスのブルジョワ的なもの」、それは、「メルド(くそ)」である(笑)。
スタッフ・キャスト
人名を選択するとYahoo!検索に移動します。