あらすじ・解説
第2次世界大戦末期の1944年、双子の兄弟(アンドラーシュ・ギーマーント、ラースロー・ギーマーント)は、都会から田舎に疎開する。祖母(ピロシュカ・モルナール)は20年ぶりに戻った娘(ギョングベール・ボグナル)との再会にも不満顔。双子たちだけが農場に残され、村人たちに魔女とうわさされる祖母のもとで水くみやまき割りなどの仕事をこなしていく。
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作品レビュー(78件)
- ミリ
5.0点
大人から受ける理不尽な扱い。それに抗い、自分たちが生き残るための犯罪。
- ocy********
4.0点
当たり前の事ですが、善も悪も内包しているのが人間。戦争によって悪の方がより多く現れており、双子の柔らかい子供らしさをガリガリと削り取っていくような残酷さを感じます。またおばあちゃんや両親は描かれていない所でどんな辛い時を過ごしたんだろうと想像すると鬱々とします。 こんな少年時代を送った子供はいっぱいいたのかな、二人はどんな大人になったんだろう、と想像して三部作のことを検索したら、想像のはるか上で、この映画の感想も少し変わったし、原作の一筋縄で行かない感じに愕然としました。
- cha********
4.0点
ネタバレ政治的な背景と、各登場人物の立場
このレビューにはネタバレが含まれています。 - oir********
5.0点
第二次大戦下ハンガリーのお話。 都会住まい?の4人家族。父は兵隊として出征。残された母は双子の男児を田舎の実母の元に疎開させる。 その実母は田舎でも風変わりな存在で〝魔女”と呼ばれているらしい。 そんな頑固偏屈な祖母と双子男児の生活が始まるが、祖母は双子につっけんどんで意地悪な態度。ただ飯は食わせないと労働を強制。 双子は双子で隣の女児に泥棒の洗礼を受けるなどしながら、自身達も〝悪の道”にまい進するしか生き残る道はないと悟り冷酷非情へと変貌していく・・・。 上の続きはまだまだあるが、何ともドライでヒリヒリするブラックな展開が個人的にはツボ。ニヤリとしながら最後まで見させられてしまいましたね。 ※なんて共感してしまったことで、自身の内面にはあの悪に染まった双子と同様の素地があると認識せざるをえなくなったのは良かったのか悪かったのか・・まぁ「己を知る」という意味では多分良かったのだろう。笑 何れにしろ個人的にはシナリオ・映像・演出・雰囲気的に大いに気に入っためっけものの映画となったけれど、常識的感性をお持ちの方がどう思われるかは何とも言えない。 4.6の五つ星
- t12********
4.0点
本当の双子を使った「悪を呼ぶ少年」と並ぶ傑作だった。 戦争というギリギリの環境では、自分しか信じられなくなる。感情を殺して生きなければ敗けだ。双子の凍りつく表情がいっそう作品を盛り上げている。 それにしても、魔女と呼ばれた祖母。悪童ならぬ、かなりの悪ババアだったな。最後でほんの少しだけ孫への優しさ見えたけど。
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