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3.0点
「スパニッシュ・アパートメント」から続くシリーズ3作目にして最終作。シリーズが進む毎にどんどん一作目との関連性が薄くなっており、あの世界観が好きな自分としてはシリーズとして観るのはちょっと無理がある。主人公グザヴィエとともに物語としても成長して行くシリーズということで、そこは割り切って観るのが正しい鑑賞法か。 作品自体はしっかり作られているので無理矢理の蛇足感はなく、それなりには楽しめる点はC.クラピッシュ監督の確かなセンスの賜物だろう。 一作目から通しての登場人物である3人の女優陣では、K.ライリーよりC.ド・フランスの方が魅力的だし、個人的にO.トゥトゥはやっぱり良さが分からないままだ。 コンセプトとして「青春三部作」ということのようだが、もしや今後グザヴィエの50代を描いた4作目もあるような予感もする。自分にとってこのシリーズの鑑賞はなんとなく義務感に近い感覚になっているだけに、そうなればやっぱり観てしまうだろうなあ。
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