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4.0点
ニューヨークを舞台としたフランス映画。 男と女、親と子供、米国籍取得のための偽装結婚までドタバタをこれでもかと詰め込んだ玉手箱のような内容。 基調はライトコメディ。本来は深刻さが随伴するであろう離婚劇、同性愛カップルのための子種提供、偽装結婚もなかなか上手に処理。 こちらも突っ込む気になんてならずリラックスして見進められたのは非情にポジティブ。 子供たちが外国人苛めされているなどの描写もなく、女の子も男の子も可愛い場面のみ。 男の子なんて離婚する両親、特に離れて暮らすことになった父親の心情や、〝義理の妹”の話なども事情をよく理解できているようで可愛く賢くとても〝いい奴”。笑 最終的にはそうなるのか・・という意外な収束のされ方だったけれど、それもありなのだろうとこちらも抵抗なく受容出来る。そんなお気楽映画でした。 他の映画でも見たことのある偽装結婚と厳格な移民局調査はシビアな一面でもあり、そのシビアさが本作においては適度なスパイスとなっていた。 3.6の四つ星
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