2014年10月25日公開

シャトーブリアンからの手紙

LA MER A L'AUBE/CALM AT SEA

912014年10月25日公開
シャトーブリアンからの手紙
3.4

/ 87

10%
29%
49%
9%
2%
作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(22件)


  • pop********

    4.0

    ネタバレ戦争の不条理と、日本との違い

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • あき

    3.0

    フランスの実話ベース、歴史モノ

    ナチ占領下のフランス、シャトーブリアン収容所における見せしめの処刑をうけたレジスタンスたちの悲劇。登場人物がナチス、フランス両方の視点で事件をみており、どこにも悪人はいないのにみんなが悪人になってしまうような展開。不条理なのはヒトラーからの処刑命令のみ。処刑のシーンは泣けるが、もし自分ならどう最善を尽くすか考えると暗たんな気持ちになる。

  • kyo********

    5.0

    ネタバレ不条理な死

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • yok********

    3.0

    こんな事があったのか。

    第二次世界大戦中にこういう事があったのを知れたのが良かった。

  • mom20****

    5.0

    コミュニストが主役の映画なのに

    神の存在を感じさせる映画だった。

  • npp********

    3.0

    むざむざ死にたくはない

    ナチスの将校が殺されたことにヒトラーは激怒する。 報復として収容所にいる150人もの人間を処刑することを命じる・・・ 淡々と進んでいくものの、目を背けたくなるほどに悲惨な話だ。 ごく平凡に生活していたのに死ななければならない。 処刑シーンも淡々としているのが怖い。 ナチス側は「これが当たり前」と思っている人もいれば「取り返しのつかないことをしている」と葛藤する人もいる。 どちらかに偏った内容ではないために深く考えさせられる。 処刑された17歳の少年ギィ・モケはフランスでは神格化された存在なんですね。 彼の名は地下鉄の駅名にもなっているほど有名。 この映画では大げさな音楽を流すこともなく、あっさりと処刑される内の1人でしかないのが印象的 いくらその死を称えられたとしても生きたいのが本音でしょう。 老い先短くてもこんな形で人生を終わらせたくない。

  • oce********

    3.0

    こんなところにも戦争の影響が

    舞台はフランスのシャトーブリアン群。 時は第二次世界大戦中。ヒトラーを非難していた反政治同盟の運命が描かれていく。 ヒトラーが関わるような映画は女子供が死なないという常識は一切通用しない。 よってこの映画は捕虜として捉えられた反革たちは、下は少年から上は老人までいる。 犠牲者として見せることで戦争の痛みを訴えるのだが、何だか被害者の面でしか見ていないためか、画一的になってしまっているのが勿体ない。

  • joz********

    3.0

    ただただ淡々と

    ・・・・・・っということで、こういう映画も観ておかなきゃという、一種の義務感(?)で自らに鑑賞を課すんです。 ドイツ占領下のフランスで起きた史実です。 事件のことは知識として知っていたけれど、こう丁寧に描かれると歴史の目撃者になった気がしてくる。 監督は出来る限り淡々と描こうとしている。 銃殺になる前に泣き叫ぶ演技もない。 淡々と描き過ぎじゃないかと感じるくらい。 ドイツ軍に対しても、協力したヴィシー政権に対しても、共産主義者たちに対しても、善悪を明確に区別して描いていない。 最前線とは遠くかけ離れた、フランスの田舎で起きた悲劇である。 しかし、いくら田舎でも戦争という大きな歯車からは決して無縁ではいられない。 大いなる不条理を誰もが心に懐いたまま、無実の者たちの銃殺に至るまでの過程をただ見守るだけである。 ・・・・・・ ですから、皆さんに鑑賞する義務はありませんよ。^m^

  • じゃむとまるこ

    5.0

    戦争の暴走は誰にも止められない。

    17歳の少年が家族に宛てた手紙、それがタイトルだ。 実話であり、フランスでは大統領が教科書に採用しようとしたほど有名であるらしい。 少年の名を冠した道路や地下鉄の駅名もあるという。 ストーリーは簡単だ。 一人のドイツ人将校がレジスタンスに射殺され、その報復にヒトラーはフランス人捕虜150人の処刑を要求してくる。 それを、感情的復讐だ、と、回避の努力をするフランス統治のドイツ人将校、そしてドイツの支配下にあるフランス人官吏。 誰もがそれを狂気の沙汰だと知っている、悪の奴隷はいない。 しかしそういう平時なら善良で立派な人であっても、戦争はそんなものすべてを呑みこむ悪である。 V・シュレンドルフはビッグネームだ、さすがに邦画によくある自国の悲劇だけを描くような単純な映画にはしてはいない。 ドイツ人でありながら、ドイツの置かれた状況、ドイツが犯した悪、占領されたフランスの悲劇をドイツはどう償いをするのか、そこまでは描かれてはいないが、こういう映画を製作することが、それを描いているということだろう。 同胞をなすすべもなく殺すことに手を貸してしまったフランスはどうするべきだったのか、どうにもできない。 死にゆく少年が最期に聞いたた言葉は、 「あなたは何に従う?命令の奴隷になるな」 という神父の言葉だが、実のところ戦争が始まってしまえば命令の奴隷にならないということは”死”でしかない、歴史が証明している、逃げることはできない。 ヒトラーの人格については諸説あるが、人格障害者であったのは間違いないようだ。 そのヒトラーは何も独裁者として初めから君臨していたわけではない。 国民に選挙で選ばれたナチス党の総統なのだ、国民に熱狂的に迎えられている。 そしてナチスが政権を握りわずか2年で行政、司法、立法を掌握、ワイマール憲法を骨抜きにしてファシズム政権を確立する。 ファシズムは芽のうちに摘み取らなければならない、独裁は知らず知らずのうちに目の前に来ている、戦争は後方支援であろうとどんな理由を付けようと許してはならない、危険だからここで引き返すなどということはできない。 この映画は実話の悲劇を語りながら、大きな反戦メッセージを訴えていると思う。描かれている以上のものを感じる深い造りの映画だ。 17歳のギイ・モケ役の少年は、まだあどけなさを残しているがとても自然な素晴らしい演技だったと思う。 そして、最期に家族に手紙を書くシーンでは、驚くほど冷静に家族への思いを綴っている、普通なら錯乱状態になるだろうと思うが、こういう諦念を持たざるを得ないのが戦争なんだろう。 平和のために戦う、そんなことはありえない、それも歴史が証明している。 平和のために戦って何が残っているか、貧困と復讐の連鎖である。 愛するものを守るために戦う、それもあり得ない。 何故なら、戦う相手にも愛する者はいるはずであり、お互い思いは同じものであるはずだから。 何としても戦争は回避する、その努力こそをするべきであると思う。

  • スーザン

    3.0

    無慈悲な実話。

    淡々とした切り口で進んで行く展開に、胸が徐々に締め付けられる。 政治犯でもないただのビラ配りだった少年、釈放当日に処刑処分となった青年・・・、痛ましく残酷である。 そして占領されたフランス側からのみならず、ドイツ軍内部での(上層部から兵士まで)葛藤が半分を占めており、戦争・歴史のリアルを体感した。 “命令の奴隷になるな”は名言。

  • qua********

    3.0

    悲痛な手紙

    フォルカー・シュレンドルフ監督2011年作です。 先月、劇場鑑賞して今回、レンタルDVDでも鑑賞。 ナチ占領下のフランスで、多くの罪なきフランス市民の命が奪われた実話を基に描かれたストーリー。 1941年10月、ナチ占領下のフランスで1人のドイツ将校が暗殺され、ヒトラーは報復として、フランス人150名の銃殺を命令した。 要は、ヒトラー独裁の話しです。 ヒトラーの命令に背けなかったドイツ将校や軍人たちは感情的に、やり切れない気持ちだった事だろう。 タイトルの「シャトーブリアン」とは、政治犯が多く囚われた郡の収容所の事です。 人質の多くが、この収容所から選ばれ、銃殺と言う悲劇に見舞われた。 その人質の中には占領批判で逮捕された17歳の少年も居たらしい。 この少年、戦後にナチ抵抗の悲劇の象徴となり、名前がパリ地下鉄の駅名になった伝説の少年らしいです。 銃殺されたフランス人の家族や恋人の気持ちが計り知れないね。 痛々しい程に、無力感がヒシヒシと伝わって来たわ・・・。 ラストは惨い描写だし。 まぁ何とも、理不尽極まりない内容ですね。 それでも、色々とケチを付けたくなる中身でもある。 説明過多な演出、大まかなエピソード、重厚感にも欠ける。 もうちょっと、スケールを拡げて描いてもよかったのでは? 同じヒトラーの独裁時代をテーマにした「パリよ、永遠に」の方が丁寧な作りだったような気も。 でも、どちらの作品が好きかと問われたら・・・正直、判断が難しいわ。 今思うと、「パリよ、永遠に」も、そんなに優れた作品でもないよな(苦笑)

  • sea********

    5.0

    ネタバレ奴隷になるな。

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • kic********

    3.0

    哀しい史実

    予備知識無しで観たものですから「シャトーブリアン」っていう名前で、なんか牛肉の高級なヤツ?みたいなイメージで。 ところが、映画はそんなのんきなモノではなくて。 1941年10月に実際に起きた「ナント事件」と呼ばれる歴史上の事件を描いた映画でした。 歴史にはとんと疎いので、予備知識も無しに観ちゃったら、分かんないんじゃないかとも思いましたが、ドイツに占領されたフランスでのお話で、さすがの私でもヒトラーの独裁くらいは知ってます。 それで、この映画は、その程度の知識で充分でした。 そのくらい丁寧に描かれてます。 歴史上の事実という事で、観てて実に辛いものです。 一人のドイツ人将校が銃撃暗殺されて、その報復として150人のフランス人を銃殺にせよと命令が出てしまうという、とんでもない事件です。 私は、この事件の事すら知らず、さらにはフランスのシャトーブリアンという場所に収容所があったとかも全く知らず。 映画なので、多少の脚色はあるのでしょうけど、実際にそこに居た人たちの証言なども元にしてたり、タイトルにある「手紙」とそれを書いた少年の事は、フランスでは伝説的に有名との事で、実際にこんな事が起きたのだろうと映画を通して実感します。 それにしても、このテの戦争悲劇は切ないです。 もう、どうしようもないくらい切なくて苦しい気持ちになるものです。 3年ほど前に観た映画「やがて来たる者へ」を観た時もそうでしたけど、実にやりきれない想い。 映画の中に出て来る「命令の奴隷になるな」というセリフは効きます。 この映画は極端な史実ですが、案外普段のサラリーマン生活でも「命令の奴隷」になってるんじゃないでしょうか? 今のこの日本でも、理不尽な命令の奴隷になって人生誤ってしまう人も多いのかも知れません。 そして、案外自分自身も理不尽な命令の奴隷であり、理不尽な命令を課してしまっているのかも知れません。 そんな事も含めて色々と考えてしまう映画なので、特にオススメはしません。 ココロに余裕が無い時は観ない方がいいのかも知れません。 ズシーンとココロに重い映画でした。

  • yum********

    4.0

    仕方ないけどね

    戦争って理不尽 ほんの少しのタイミングで生死がわかれてしまう。 ほんと悲しいね。 殺される方も、命令する方も、命令に従わざるをえない方も・・・ 人が人を殺すって、やはりあってはならないこと。 というのを痛感。 戦争やテロ・・・

  • mai********

    5.0

    命令の奴隷になるな

    ラスト近くで司祭様が言い放つ言葉。 とても強烈に心に刺さるし、ではこの理不尽な命令に逆らえるのだろうかと問いかけられたら『戦ってみせる』と宣言できるだろうかとも思う。 その理不尽の犠牲となった人々。 その中にいた17才の少年。 たった4年。 いやドイツ降伏前にフランスは解放されているんだから3年なのか… 銃火の音の聞こえない、武力による支配を受けない自由な世界で 青空と青い海を前にして恋人と海水浴を楽しむような未来があったはずで 命の不安など考えることもない ただただ心から笑い合える明日があったはずなのに… もちろん、彼自身どのくらいの理解度を持って共産党員活動を抵抗運動活動を行っていたのかは知る由もないですが 命を単なる数として処理してしまうような世界だけは再び作ってしまわないようにしたいですし その事を改めて思うことがギィ少年に対する追悼にも繋がるんじゃないでしょうか。 ただ悲しく ただ切ない 戦争の悲劇としてだけで納めてはいけない、記憶に刻みつけるべき一つなんだと感じます。

  • けんさくたん

    4.0

    新しい切り口

    第二次世界大戦下のヨーロッパを描いた作品は 日本でも毎年数作品以上みることができる ヒットラー自身を描いたものナチスの将校を描いたもの ユダヤ人の迫害のものソヴィエトやポーランドのもの いろんな切り口がある 今回の作品はフランスの情勢を描いたもの ナチスが全面に出ているわけではないが、フランスとの微妙な関係や 当時の国内情勢がうまく描かれていたと思う 戦時下なのでとても残酷なストーリーになるのはしかたないが 人々の心のふれあいや人間性をとてもていねいに表現できていた 日本でも軍部や特攻隊に関する作品はあるが 庶民と軍部の関係や戦争中虐げられていた人たちの作品を 作れば良いのにと思う

  • kyo********

    4.0

    あまりにも理不尽

    第2次世界大戦時のナチス占領下のフランス。シャトーブリアン郡ショワゼル収容所には、政治犯や共産主義者たちが収容されていた。ひとりのドイツ将校がフランスで暗殺され、ヒトラーは報復のために150人のフランス人の処刑を命じる。実話が基。「ブリキの太鼓」のフォルカー・シュレンドルフ監督。 実話だけに、そのひどい事実を丁寧に淡々と綴っていた。17歳のギィのことを思うと、涙は止まらない(ノд・。) ナチスのヒトラーのそのやり口はあまりにもひどい。そんな情景や背景を淡々と描いていて監督はすごい。さらにドイツの監督であるところがものすごい。 家族への手紙が胸を突く。そして神父の言葉も胸に刺さる。処刑を言い渡された人々の潔さにも心が締め付けられた。処刑する方側のドイツ軍にも色々あり。

  • koi********

    4.0

    ネタバレ胸が締め付けられる映画でした

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • e_s********

    4.0

    淡々と見せる怖さ…

    第二次世界大戦時におけるドイツの極悪非道ぶりは今更なれど… フランスでドイツ将校が殺される…  犯人は名乗り出ない… ヒトラーは見せしめに150人、処刑せよ…と。 フランス上層部、罪なき市民を殺すわけにもいかない…  政治犯ならば、と、仕方なくリストを作成する。 その中には、ビラ配りしていただけで、逮捕、収容されてしまった17才の少年、ギィがいた。 ドイツとフランスの合作、ドイツが自国の罪を認め、このような作品を作る…  凄いことです! ドイツ軍の若い兵士の戸惑いが印象的。  鬼畜生ばかりではないと、囁かな抵抗ぶりも大目に見れる。 そろそろ日本もきれい事オンリーの戦争映画作るの止めたらいいのに… と、つくづく思った。 シャトーブリアンからの手紙… 処刑場へ連行されるまでの一時間… その間に粗末な紙と鉛筆で、家族や愛する人に手紙をしたためる… それぞれの想いが、切なくて、胸を打つ。 「命令の奴隷になるな」というセリフが印象的。

  • ********

    3.0

    理念を掲げよう

    2011年。フォルカー・シュレンドルフ監督。ナチス占領下のフランスで、レジスタンスに対する報復として政治犯らを射殺せよ、というヒトラーの命令にドイツの軍人たちとフランスの高官たちが苦悩する様を描く。「人類」という理念を抱きながら、現実にはそれを実現することができない人たちの苦悩と、淡々と殺されていく人々。 過去を振り返りながら、現在において理念を掲げること、その実現のために行動することを迫る政治的映画。だから、ナチスドイツの野蛮さを喧伝してフランスのナショナリズムに火をつけようというのではなく、ナチスドイツのなかの複数性を十分に意識している。というか、それがメイン。 それにしても、人は殺されるとわかっていても言うことを聞くものです。

1 ページ/2 ページ中