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フューリー (2014)

FURY

監督
デヴィッド・エアー
  • みたいムービー 375
  • みたログ 3,237

3.49 / 評価:2,649件

ラストで昇華した作品

  • fun***** さん
  • 2019年3月26日 22時29分
  • 閲覧数 1463
  • 役立ち度 7
    • 総合評価
    • ★★★★★

自分を生かしたのは、「マシン」になる前の自分だった。
囲まれ、敵兵に発見され、生還への一縷の希望も潰えようとしたとき、自分を見逃したのは、克服してきた昨日までの自分。
敵をも一人の人間としてしか見れず、「そのくらいなら僕を殺してくれ」「良心に何ら恥じることはない」と豪語し、仲間の足を引っ張るだけの自分。
殺人、女、酒を経て戦友と絆で結ばれ、心服できる上官と戦い、美しい一兵卒の克服と勇気の成長物語で終わらせることもできた映画だ。ラストまで私達はそんな無数にあるドンパチ無双ヒーロー映画だと騙される。
ブラピかっけー、いやー戦車一台で善戦した!あっぱれ!勇敢な戦士よ死すとも神の御許で「永遠に生きん」。

いやいや。騙された。

最後のノーマンの虚ろな表情は、戦友を失ったからではない。
アメリカ人として最高のYou are HERO.も彼を慰めない。
自分は変わった。それは本当に強くなったのか?
成し遂げた。それは正しかったのか?

全て確信と変わった所をあのドイツの若い一兵卒にひっくり返された。

ラストの鳥瞰シーンの尺の長さが私達に話しかける。「騙されたやろ。そーいうクールな無双映画やないんやでこれは。」と。「お前は惨めで愚かな人間やで?ちょっとでも騙されたやろ。そーいうとこなのおまえのあかんとこは。」と。

戦いかたがどうの、不自然だのレーザービームだの(私もちょーっとひっかかったけど!)そういう映画じゃない。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 知的
  • 絶望的
  • 切ない
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