映像のリアリティとストーリーの空疎感
- sanyodrop さん
- 2019年10月19日 21時55分
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映像は戦車戦の迫力が存分に描かれて、素晴らしいと思います。ティーガー戦車は、プライベートライアンで登場したものより、本物感があって感心しました。と思ったら、本物を使っていたんですね。
一方で、せっかく良い役者さん達を使いながら、ストーリーが練れていなくて残念でした。新兵が古参兵達にいじめられて、そして新兵はドイツ兵を殺すことを拒否するのですが、その状況が急に変わります。古参兵達に心の傷を語らせながら、どうしてそんなに早く新兵に馴染む?新兵も出会って数秒でドイツ娘に恋をして、ドイツ軍にその子が殺されたら途端にドイツ兵を躊躇無く殺しはじめる。
最後に新兵が一人生き残り、SSの兵隊に見つかりますが見逃してもらいます。おそらく、SSも人間だと描こうとしたのかもしれませんが、先ほどまで仲間を大虐殺した敵兵を見逃すなんて、イエスキリスト?
はっきり言って、ティーガーとの戦車戦くらいしか見所は無いです。第二次大戦時の戦車が好きな人にはお勧めします。私もそこは楽しめたので、星3つにします。
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