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at Home アットホーム (2014)

監督
蝶野博
  • みたいムービー 290
  • みたログ 868

3.52 / 評価:634件

新しい家族像を描いた斬新な切り口の作品

  • lif******** さん
  • 2015年7月27日 6時24分
  • 閲覧数 3920
  • 役立ち度 21
    • 総合評価
    • ★★★★★

試写会で観賞をしてきました。

作品の冒頭から静かで切ない演出に引き込まれました。

映画の前半は何処にでもいる様な明るい家族団らんのシーンが続き、徐々にこの家族が特殊な環境化で共に暮らしている事が明るみになっていきます。

映画の前半でまとまった家族の風景を見せ、後半に何故この家族が共に暮らし、今に至るのかを描いていく演出は、作品としてとても丁寧に構成されていたと思います。

犯罪という全く共感の出来ない事に手を染めている登場人物達に対して、どうしてそうせざるを得なかったのかを、一人ひとりの過去の境遇を順序立てて見せる事で、自然と登場人物の心情に少なからず共感をさせられてしまいました。

限られた時間の中で家族5人の過去の境遇が明るみになり、どの様な環境下で生活をし、追い詰められていったのか。
そしての一人ひとりのストーリーが他の登場人物と交錯する展開もよく練られていたと思います。

登場人物に感情移入をさせる演出がとても上手く描写されていたと思いました。

途中、結婚詐欺に手を染める母の軽率な行動により自体が悪化をする展開も、元々はごく普通の主婦であったと考えれば仕方がないのかなと納得も出来、また人間味も感じられました。

ただ、様々な犯罪行為を完全に隠ぺいする事が何故出来たのか疑問も残ります。

しかし、それ以上に様々な境遇の中で偶然出会い、一つの家族として幸せをつかんだ登場人物達が、懸命に築き上げた今の家族を絶対に失いたくないという強い気持ちが、映像や台詞の一つひとつから満ち溢れていたのではないでしょうか。

ラストはこの家族には永遠に幸せになって欲しいと心から思いました。

偶然出会ったこの家族がこの先どの様な人生を歩み、未来を切り開いていくのか。
今までになかった家族像を描いた斬新な切り口のとても素敵な作品だと思います。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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