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I LOVE スヌーピーTHE PEANUTS MOVIE (2015)

THE PEANUTS MOVIE

監督
スティーヴ・マーティノ
  • みたいムービー 345
  • みたログ 1,246

3.65 / 評価:921件

せわしない12月に 究極の癒し作品登場!

  • pvx***** さん
  • 2015年12月10日 8時25分
  • 閲覧数 2204
  • 役立ち度 25
    • 総合評価
    • ★★★★★

『I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE』(2015/米)は、スティーブ・マーティノ監督(『アイスエイジ4』『ホートン』)による、米国人漫画家チャールズ・モンロー・シュルツの「ピーナッツ」を原作にしたアニメ。

劇場版は、『スヌーピーとチャーリー』(A BOY NAMED CHARLIE BROWN/1969)、『スヌーピーの大冒険』(SNOOPY,COME HOME/1972)、『がんばれ!スヌーピー』(RACE FOR YOUR LIFE,CHARLIE BROWN/1977)、『スヌーピーとチャーリー・ブラウン ヨーロッパの旅』(BON VOYAGE,CHARLIE BROWN(AND DON'T COME BACK!!)/1980)に続く5作目で、初の3DCG作品。

3&4作目は未DVD化、4作目は日本で唯一の劇場未公開作品で、是非メディア化して欲しい所。

チャーリー・ブラウンを始めとする「ピーナッツ」の子供達の生活と、彼の飼い犬ビーグル犬スヌーピーの空想物語で構成。

まず、20世紀FOXロゴお決まりのファンファーレを、シュローダーが赤いおもちゃのピアノで演奏し、掴みとしては完璧!

ベートーベン好きの彼の目覚し時計の音や発表会で演奏する曲が「交響曲第5番(運命)」だったり、教室でエルガーの「威風堂々」を弾いたりと楽しい。

また、製作会社ブルースカイ ロゴ時の、アイスエイジのキャラクター スクラットで頬が緩む。

冒頭、漫画の様に黒い線で描いた雪からCG雪になり、ウッドストック、雪の中からスヌーピー登場で大興奮!
BGMは、Vince Guaraldi Trio「Skating」。

開始早々、チャーリー・ブラウン、チャーリーの妹サリー、チャーリーの親友ライナス、ライナスの姉ルーシー、シュローダー、活発女子ペパーミント・パティ、眼鏡のマーシー、アフリカ系アメリカンのフランクリン、ホコリまみれのピッグペンと、お馴染みの子供達が勢揃い。

ライナスの事が好きなサリー、シュローダーの事が好きなルーシー、そして転校生の赤毛の女の子に想いを寄せるチャーリーと、子供達の淡い恋心が爽やか。
原作では、会話内やシルエットでしか描かれていない、赤毛の女の子の登場は興味深い。

原作者チャールズ・M・シュルツの息子クレイグ・シュルツと孫ブライアン・シュルツが、製作と脚本を務めるだけあり、「ピーナッツ」の世界観から絵の質感まで完璧。

CGアニメ特有の滑らかさは、合わないのではないかと鑑賞前に思っていたが、子供達の世界は原作やTVアニメの雰囲気そのままに平面的で、動きも敢えてTVアニメ独特のコマ送り的であり、素朴な雰囲気が温もりを感じる。
ピッグペンのホコリや雨の効果線等、原作のタッチをそのままで再現され、ほっこりする。
ピッグペンが、スプリンクラーでホコリが落ちる所も楽しい。
チャーリーの頭の中の思いは吹き出しで表し、原作通り白黒で描かれる所は、非常に嬉しい点。

一方、スヌーピーの空想世界でフライングエースの活躍は、エッフェル塔等パリの街並み、アクロバティックな戦闘機や飛行船、レッドバロンと犬小屋の正にドッグファイトと、CG技術が遺憾なく発揮され立体的で躍動感溢れる映像に。

スヌーピーの犬小屋には地下室があり、TVやエアコンにビリヤード台、また図書室まである設定。
従って、空中戦では犬小屋の底を一切見せないといった気配りも流石。
ゴルフクラブ、絵画、サックス、地球儀に置き時計と、運び出すシーンも。

双眼鏡のつもりがマーシーの眼鏡、嵐を潜り抜け泣き崩れる台がシュローダーのピアノ、沼地はフランクリンのお風呂、鉄橋はパティの庭の洗濯紐と、いつも屋根の上で空想にふけっているスヌーピーらしくて可愛い。

湖のアイススケート、ダンス会場、移動遊園地の場面で掛かる、TVアニメでお馴染みの「Linus and Lucy」、ピッグペン達が街角で斉唱する「Cristmas Time Is Here」と、Vince Guaraldi Trio の音楽で癒される。

Gipsy Kings の「Jungle Jump」で締まりのないダンスのチャーリーに、「Bamboleo」でビシッと決めるスヌーピー。
また、結婚式で定番のチキンダンスで返すチャーリーは笑える。

ダンス会場での、Nikka Costa「Stuck To You」、Meghan Trainor「Good To Be Alive」や主題歌「Better When I'm Dancin'」は、子供達がノリノリで楽しい。

音楽は「アナと雪の女王」「ザ・マペッツ」等のクリストフ・ベックで、空中戦のスリリングなオーケストラスタイルから、スヌーピーの学校潜入ミッション時の『M:I』風のものまで、随所に効果的。

自分自身よりも妹を優先、人気者になる事よりも正直者である事、好きな人の為の陰の努力と、日本人の美徳である自己犠牲の精神に溢れるチャーリー・ブラウンに感動。

そして、いつ何時でも味方の親友ライナス、真の姿を見守ってくれる赤毛の女の子。

本当に報われるのかと日々疑問に思いがちな地道な努力も、見てくれている人は必ず居るんだと、普遍的なメッセージに心打たれる。

お子さんは勿論、大人の方、そしてカップルは雪や「Cristmas Time Is Here」と、どんな人でも癒される、心の清涼剤となる素敵な映画。

P.S. ED曲は、Meghan Trainor か Vince Guaraldi Trio にして!

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