2015年1月24日公開

おみおくりの作法

STILL LIFE

912015年1月24日公開
おみおくりの作法
4.0

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38%
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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(214件)


  • sky********

    5.0

    傑作です。

    地味だけどね。いい映画です。見て損はない。

  • zas********

    4.0

    静かな美しい映画

    優しい主人公は孤独死した見知らぬ人を弔う。その人の宗教に合わせた葬儀、マッチする音楽も丁寧に選ぶ。写真もきっちりファイルし、身寄り、知人を探して参列をお願いする。 それは役場仕事としては効率の悪く無駄なこととして解雇されることになる。 そして最後の仕事を熱心に遂行しようとするが... 邦画よりも間の取り方で人物の心理がよくわかる。表情なのか。小物の使い方なのか。 全体に暗い雰囲気が漂ってるが、根底に心の優しさがしっかりあるのでイヤな気分にならない。 それにしてもイギリスは戸籍とか住民票とかは充実してないのかな。 慎重で几帳面な主人公は道路を渡るとき、右見て左見てまた右を見て渡ってたのに 買ったプレゼントを早く手渡したかったんだろうね。バスに乗り遅れるまいと飛び出してしまうのよね。 絶妙なエンディングでした。

  • エル・オレンス

    5.0

    涙が洪水のごとく・・これは反則過ぎる!

    ラストのラストに本当に予想もしなかった展開が待ち受けていて、もう涙が洪水のように溢れちゃいました・・ あれは反則過ぎる・・! そのラストに至るまでは起伏があまり無い脚本&静寂な演出であるため、地味な仕上がりになっていますが、一度観たら忘れられない1本には違いないです。 あと、レイチェル・ポートマンが奏でるメロディアスな音楽も、主人公の静寂な部屋、主人公が歩く海辺といった風景や世界観に実にハマっており、本作の魅力をグンと押し上げています。 映画鑑賞がマンネリ化している映画ファンは、是非。

  • 落ち込んだ時は映画

    5.0

    ネタバレ誰かの人生に想いを馳せるということ

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • yon********

    5.0

    地方公務員の一つの在り方

    最後は、意外な終わりかた。思いを寄せた女性用のカップを買った帰り道に。 葬儀は。自分が公務員として最後に段取りした人の葬儀には多くの人が参列したが、その横を、本人の葬儀がひっそりと通るなんて。なんて可哀想。

  • rai********

    5.0

    感情を超えて、魂に響く素晴らしい映画

    ラストからスタッフロールが流れて、館内が明るくなっても、涙が止まりませんでした。どうしようもなく感動しました。 この涙は、私自身まったく予期してなく、気がついたらとめどなく泣いていました。 感情より、魂にまっすぐ響いたんだと思います。 今まで「素晴らしい!」と思った作品は沢山あったし、その気持ちに嘘はありません。けれどこちらの作品ほど、深い愛を感じた作品はありませんでした。 あの上司のように「死んだ者に想いなどない」、死んだら無になる、と信じてる人にとっては、ピンとこないかもしれません。 前半から中盤まではとても淡々としていて、少し退屈に感じられるほど、主人公の日常が丁寧に描かれています。 主人公は、いつもひとりでした。家族もいない、友人もいない、仕事もいつもひとり。 それをさみしいと思っていたのか、平然とした気持ちでいたのかは、観客の見方に委ねられています。 「さみしい」「切ない」というレビューも多いけれど、私は、とても救いのある映画だと思います。 愛されていない人間など誰一人、決して誰一人いないんだと、深く感じることができるからです。 人間はひとりであることが当たり前で、それを恥じる必要などどこにもありません。また、死に方に良いも悪いもありません。 原題の「STILL LIFE」が、まさにすべてを表しています。魂は、生き続けます。 主人公は、亡くなった人たちに、精一杯の愛情と、情熱を注ぎました。 彼の生前の、死者にかけた愛は、生きてる者にも、死んだ者にも、同じようにきちんと伝わっていました。 この映画は私にとって、一生心に残る、魂に刻まれる映画となりました。

  • hsa********

    4.0

    死人に口あり映画

    豊かな映画の記憶が散りばめられた、佳作。 見た人と見なかった人で、違いが出てしまう映画だ。 年間130万人の人が亡くなる日本において、孤独死は日常茶飯事だ。 ベッドの上で静かに息をひきとるなら、それほど悪い死に方では無いだろう。 この映画に特徴的なのは、やはり映画的な記憶だろう。 主人公が集める写真は、ニューシネマパラダイス、の集められた映画の断片を思い出させる。 死者の過去を探る行程は、市民ケーン、を思わせるし、ヤル気を出していくところは、生きる、を思い出す。 クライマックスあたりの無人ショットはもちろん小津だ。 豊かな映画的な記憶が上手く溶け合って、上質な映画になった。 見逃せない細部もいくつかあり、独創性を演出する。 イスの足の代わりに本が積んであることに気づいた方には幸あれだ。 主人公の質素な食事、ツナ缶とトーストと紅茶に感動した人にも幸あれだ。 写らないが、刑務所で口でぶら下がった絵は、ベルリン天使の詩、を思い出させ、主人公と天使のイメージは重なってくる。 エンディングはやはり、フェリーニでしょう。ちょっとグリフィスが入ってる感じが作者の教養の高さを示しています。 これといって人生に目的など無いが、死者をまともに扱うことだけは譲れない、ささやかな誇りの映画です。 それが、ショウベンという細部によって、定着されています。 死者の声を聴くことがだんだんとタブーに近い状態になっている昨今、貴重な映画といえるでしょう。

  • dream123

    5.0

    生と死を考える

    自分の人生を精誠を込めて生きる。自分のため、他人のため、そして亡くなった人のためにも。素晴らしい生き方ではないだろうか。

  • dkf********

    4.0

    すべてはラスト10分のためにある

    小品ながら確実に心に残る良作だろう。誰ひとり知っている役者が出ていないが、それだけに先入観なくじっくり作品に向き合えるというもの。 終始静けさをたたえた演出が一本調子過ぎる嫌いはあるものの、ラスト10分そう来たか!というまさかの展開で一気に盛り上がった。すべてはこのラストのためにあると言って良い。 清く正しく生きることが必ずしも報われないシニカルな視点がなんとも切ないが、それもまた人生なのだ。 こんな英国的な雰囲気にも関わらず、監督(兼脚本)がイタリア人というのも面白い。画面の構図や間(ま)にアキ・カウリスマキの影響も感じられるし、90分にコンパクトにまとめているのもポイント高い。 地味だからといって食わず嫌いは損をする典型。良い映画を観たいなら是非。

  • bambino

    4.0

    それで、いいのだ。

    見返りを求めるわけでなく、自分の「気のすむ」とこまでマイペースで・・・何か、久々に じんわり染み込む作でした。ワタシ的には 理想☆ 因みに、犬さんの ガン見好き☆

  • min********

    2.0

    ほんと、救いがない。

    誰かが救いがないと書いていたが、ほんとそう思う。スピリチュアルな観点からいうと、この主人公のような生き方をした人が、ああいう終わり方をするとは到底思えない。意地の悪い終わり方。最後、亡くなった人たちが主人公のお墓に集まってきたシーンは泣いてしまったが、同時に、主人公もでてこれるでしょ?と矛盾も感じた。変な映画だった。

  • きらら

    1.0

    救いがない

    衝撃が大きかった こんな酷い話はない 全く救いがないじゃん? 高評価してる人たち本当に平和ボケだね

  • いくらごはん

    4.0

    人も映画も一期一会

    二回目の観賞。(正式にはU局で放映してたのを途中から観賞したので二回半かな)一度目よりも、物語に入り込めた感あり。黙々とただ黙々と仕事をこなす主人公。寂しい最期でもこの世に存在した証を残すために...でもどこの世界も同じで、効率、採算を重視され、主人公は解雇。でも最後の仕事が彼の人としての気持ちを目覚めさせる切欠となったのだが... ラストは人は一期一会でできてるものだということを充分に感じさせるものであった。 そして我々の知らない名作がたくさんあるのだろうと。映画もまた一期一会なのであると。

  • mkn********

    3.0

    ネタバレうーん。好みが分かれそう。

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • 4.0

    ネタバレまったり楽しめる

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • EuphoriaJJK

    4.0

    寂しさの中に温かさも感じる作品

    主役のエディ・マーサンがいい味出してました。孤独死の人々の最期のお世話をする民生委員。そんな彼も孤独な中年。何となく先がヨメる話だったけど、最後はホロリとさせられました。ちょっとした“間”や、風景が良かったです。

  • aki********

    5.0

    ○文句なく名作の域。

    何がいいといって、 主人公の暗め、地味目、生真面目な性格がいい。 見た目もそのまんまなのがいい。 お相手の女優の奥ゆかしい清楚な容貌がいい。 静かで落ち着いた楽曲がいい。 そして、何よりもラストの締めくくりのシーンがいい。 ジーンとじんわり、シミジミする名画でした。

  • yab********

    4.0

    生きただけその人なりの歴史が刻まれる

    生きただけその人なりの歴史が刻まれる。  周りに身寄りがなく、孤独死した人にだって、親がいて、夫や妻や、子供と暮らした時代があったのだ。  それが短い間であろうと、家族に囲まれて幸福な時代があったのだ。  そんな人たちが、一人住まいの部屋で、ひとりぼっちで死に絶えてしまった時、民生委員のジョン・メイは、その人の歩んだ歴史を、遺品を手掛かりにして、まるでピンセットをつまむように、細目に手繰り寄せるのだ。  しかし、自分一人でおみおくりすることが常で、身寄りのない孤独死の現実が目の前に横たわる。  その丁寧な仕事ぶりが、かえって仕事が遅いと上司から評価され、解雇の憂き目に・・・。  そして、彼は最後の仕事に賭けた。絶対に一人きりでは野辺送りさせまいと。孤独死した人間を、誰にも弔いもないまま、そして死の哀しみがないままに葬ってはいけないと。  誰にだって、その人の死を哀しむ人たちが存在する。その人の存在に心を揺さぶられた人たちがいる。  ひとりぼっちの男が、ひとりぼっちの死をけっして根絶やしにしないということ。切なさの向こうにとても美しい世界が見え隠れする。  どんな境遇にあった人でも死はとても厳かなもの。その意味を彼は人一倍認識している。  名もなく美しく・・・。そんな彼の品性の豊かさに心が洗われる。

  • qui********

    5.0

    おっさんにはきちゃうわ

    人間の孤独を愛に満ちた役所の人間から見る そこに描かれた皮肉、シニカルな笑い、仕事への姿勢・評価、死者への思い、一筋縄ではいかない現実、優しさ・・・ 効率化された現代の生きづらさは誰を救うのか

  • mil********

    3.0

    見た後、実際の生活の中で考えさせられる。

    主人公ジョン・メイは真面目で優しく、お人好しで不器用な人。孤独死した人への同情を抑えきれず、彼らに少しでも心安らぐような葬儀を与えようと、日々、奔走している。 その姿を理解できない上司は、もっと人の最期というものをドライにとらえた方がいい、という意見。 人として生まれて生きて去って行くまでの、全ての瞬間を大事にしたい・してあげたいというジョン・メイに対し、人間の力が及ばないことに対しては、かえって割り切っていた方がラク・割り切るしか無い、という上司。事務的に見ても、実際、あらゆる人にキリなく時間や労力、予算を割くことは、厳しいものがある。 どちらの考えも間違いではない。あの世のことは誰にもわからないのだから…。 しかし、親切なジョン・メイの行動には、丁寧に死者に接するのもいいけれど、勇気を出して、せっかく隣で生きている他人に寄り添ってみればいいのに、と見ているこちらが歯がゆくなるほどである。 でもそうは言っても実際、生きている人間同士の縄張り意識は強く、相性もあり、いい関係をキープし続けることは、どんなにお互いがベストを尽くしてもなかなか難しいことでもある。   全ての人が一度きりの命。その命は生きている間に自分だけのストーリーを紡ぐため、一生懸命、人と出会い、ペットやお気に入りの物と過ごし、仕事をし、生きがいを探して奮闘する。その中ですれ違い、重なるそれぞれの運命。 生きている間にあたたかい交流ができれば素晴らしいけれど、もしかしたら死の後での出会いというのも、ちゃんと、優しくて深い意味があるものなのかもしれない…。   見終わった後の普段の生活の中で、リアルにお葬式やお墓の話が出てきて、おみおくりのことを深く考えてみるような時に、ふっと、しみじみ、思い出してしまう、そんな映画。

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