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おみおくりの作法 (2013)

STILL LIFE

監督
ウベルト・パゾリーニ
  • みたいムービー 375
  • みたログ 1,258

4.04 / 評価:934件

感情を超えて、魂に響く素晴らしい映画

  • lightfullmooncream さん
  • 2020年8月16日 13時05分
  • 閲覧数 359
  • 役立ち度 5
    • 総合評価
    • ★★★★★

ラストからスタッフロールが流れて、館内が明るくなっても、涙が止まりませんでした。どうしようもなく感動しました。

この涙は、私自身まったく予期してなく、気がついたらとめどなく泣いていました。
感情より、魂にまっすぐ響いたんだと思います。

今まで「素晴らしい!」と思った作品は沢山あったし、その気持ちに嘘はありません。けれどこちらの作品ほど、深い愛を感じた作品はありませんでした。

あの上司のように「死んだ者に想いなどない」、死んだら無になる、と信じてる人にとっては、ピンとこないかもしれません。

前半から中盤まではとても淡々としていて、少し退屈に感じられるほど、主人公の日常が丁寧に描かれています。

主人公は、いつもひとりでした。家族もいない、友人もいない、仕事もいつもひとり。
それをさみしいと思っていたのか、平然とした気持ちでいたのかは、観客の見方に委ねられています。

「さみしい」「切ない」というレビューも多いけれど、私は、とても救いのある映画だと思います。

愛されていない人間など誰一人、決して誰一人いないんだと、深く感じることができるからです。

人間はひとりであることが当たり前で、それを恥じる必要などどこにもありません。また、死に方に良いも悪いもありません。
原題の「STILL LIFE」が、まさにすべてを表しています。魂は、生き続けます。

主人公は、亡くなった人たちに、精一杯の愛情と、情熱を注ぎました。

彼の生前の、死者にかけた愛は、生きてる者にも、死んだ者にも、同じようにきちんと伝わっていました。

この映画は私にとって、一生心に残る、魂に刻まれる映画となりました。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 泣ける
  • 不思議
  • 切ない
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