秀作
- ニャンコ 寅次郎 さん
- 2019年11月8日 15時32分
- 閲覧数 260
- 役立ち度 1
- 総合評価
.
時々観たくなる映画。この作品はそんな映画。
ただ万人に受け入れられか?と考えると・・・無理な様な気がします。
1)言葉の問題
早口すぎるわ。
2)時代背景に詳しいかどうか
江戸時代後期の縁切り寺がテーマですので。湯屋シーンひとつにとっても頭でわかっていても、映像として具現化されると、あっこんなだったんだと妙に納得します。
天保の改革の様子も描かれて。手拭い一本にも意味がある(歌舞伎に詳しい人なら、すげ〜よく用意したと思う、あの柄って。倹約令でか!)
3)それと人生経験です
井上ひさし氏の小説とは少し?大分違う点もあ上記3つさえクリアされるなら、この作品は間違いなく良作?佳作?秀作?と捉えられるかと思います。少しタイトルレビューを見ましたが評価点に差があるのは、そのせいかな?と思われます。
日本の四季を通して、暗澹と悲哀たる人生を直向きに生きる。
無知なじょごが知識を得て前向きに生きる姿、日々精進(女性が見たら憧れるんじゃないかな?)
お吟の連れ合いを愛慕する女の性。
出演されている方全てを上手に輝かしています。
少しストーリーを詰め込み過ぎだと思うが、史実に忠実で小物1つにも決して手を抜いてない作品。
日本映画の秀作?傑作?の一つだと思います。
テンポが早いのが玉に傷かな?
この映画を観ると邦画の底力(映画愛)を感じられます。
この映画に巡り会えてよかったと思う作品。
星5つです。
戯言還暦爺の徒然独り言( 暇な人限定ここからネタバレあり)
風邪気味で仕事をちょんぼして家でBlu-ray鑑賞。
小説より映画の筋の方が良い不思議な作品。脚本家は練ったんだろうな。
ただこの映画の悪い所が妙に気になる、それは変にこもった様な録音箇所がいくつかある。我が家のそれなりのシアタールームで聞こえるのだから間違いないと思うのだが。
映画館で見てないからわからんが。
(ネタバレあり一部のみ)
お吟が何故、あれだけ好いた堀切屋と離れたのかを考えるだけで泣けてくる。
これは奥が深いマリアナ海溝並みの深さだ、お吟は女房では無く妾という立ち位置。堀切屋の立ち位置を考慮し(堀切屋の性格や子分集などを)思い身を引いたであろう。だから最後に忸怩たる思いと別れる前に愛する人に尽くす。よってあのシーンにならざるをえなかった。これはローマの休日にも当てはまると思う。最後、靴の音を響かせて終わる。互いに愛するが故に相手を思い慕う姿。それが別れであっても。
それを音(ね)で表現している。だから俺の琴線を震わせた、よってこの作品が好きなんだろうな。良い作品です。
(お吟は妾です、実際婚姻制度は明治時代から)
(戯言2)
昨年位より、孫達からお呼びがかかりマンガ?アニメばかりですが映画館に行く事が増えて嬉しい日々です。
直近ではプリキュアの星のうたに想いをこめてをライトをフリフリして鑑賞。女児マンガだが掛値なしに良い作品だった、あくまで個人的に。今年みた天気の子よりは良い。誰が観ても作り側のメッセージが子供達にもわかるし感動する位だからね。孫娘がお礼にパプリカを歌ってくれて倖わせでした。
では。
読んで下さりありがとうございます。
星の数ほどの映画の中で
貴方様に素敵で心地よい作品に巡り会えます様に。
そして
皆様方に倖多からんことを。
では、大変失礼致しました。
.
詳細評価
イメージワード
- 泣ける
- 笑える
- 切ない