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ゴーン・ガール (2014)

GONE GIRL

監督
デヴィッド・フィンチャー
  • みたいムービー 777
  • みたログ 6,553

3.71 / 評価:5199件

因果応報

  • satom_koki さん
  • 2020年4月30日 23時08分
  • 閲覧数 3066
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

最初に言いますが、これは胸糞映画です。すっきり解決サスペンスが観たい方は裸足で逃げ帰らないと後悔します。

夫婦、恋人関係に悩みがある方には色々な既視感を覚える事でしょう。
行き過ぎた究極の形がこの映画です。日本人なら私はこんな事にならないように気をつけていこう、ここまでしないけど、彼、彼女の気持ち分かるわ〜と言う感じになると思います。
逆に分からんとなるのも分かります。何故この殺人鬼を警察は捕まえないのか?とっとと男は離婚すれば良いし、女も良い男探せば良いじゃん。と。
話を全く知らずに観た私も途中でそう思いました。このクソ女、捕まれ!と。

しかし彼女は最後にこう言ったのです。
理想の自分として生きれるのは私の側だけ。普通の女と結婚して理想的に生きていけると思うの?
そして、男は黙るのです。双子の姉(妹?)に辛い顔をしながら俺は従うしかない。心の支えになってくれと。

とんでも無いバカ夫婦です。周りが巻き込まれているだけ。FBIも弁護士も聡いのでこの夫婦に巻き込まれるのにウンザリしたのでしょう。
姉のように親身になればなる程この夫婦喧嘩に巻き込まれて苦しむのです。
この映画は女も男もまずどちらに味方すればいいのか悩まされます。男が殺したの?実は妻が悪いの?どっちを応援すれば良いの?と。
前半は浮気や無職などで夫がクズですが、後半は妻が人間としてクズです。殺人をしていない分夫のが優しい、かわいそうとなる(特に日本では)可能性が高いですが、自分の脳のカメラを思い切り引いて彼らを見れば、どちらもクズです。
それが人間であり男女であり、2人にしか分からないやり取り。周りの人間はワーワー言いたいだけ。自分の物差しで他人を見て意見を言いたいだけ。

私たちはこのクソみたいな世界で自分を見出します。他の方のレビューを見ても女性の感想も男性の感想も非常に特性を反映している。
女性は裏切られた時の傷を思い出し、男性は映画の女に恐怖と憎しみを感じ物語自体楽しめない。
このクソ夫婦に巻き込まれているんです。
この監督は男性のようですが、ここまで見事に女性の嘘の特性、男性の弱さを、皆が嫌がる部分を表現出来る点では凄いと思いますがとにかく胸糞なので星は減らしました(笑)

夫婦ともに策略を巡らしながら自分のついた嘘の罰を因果応報に受けているのもブラックジョークのポイントですね。たぶん、彼らはこれからも嘘をつき心からの幸せは得られず、ついた嘘の歪みに苦しめられる可能性が多大にあります。それを願いましょう。お互い理想的な姿でいる為に一緒にいる事を選択したのです。
お似合いの夫婦に幸あれ!と吐き捨てて私たちはあの家から飛び出してドアを思いっきり強く閉めて出ていきましょうね。

詳細評価

物語
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