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フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ (2015)

FIFTY SHADES OF GREY

監督
サム・テイラー=ジョンソン
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2.64 / 評価:1102件

解説

主婦が趣味で執筆しインターネットにアップした小説が評判を呼び、全世界でベストセラーとなった官能小説を映画化。巨大企業の若き起業家である男前のCEOと、恋愛未経験の女子大生の倒錯した恋愛模様が展開する。メガホンを取るのは、『ノーウェアボーイ ひとりぼっちのあいつ』の女性監督サム・テイラー=ジョンソン。CEOにファッションモデル出身で『マリー・アントワネット』などのジェイミー・ドーナン、ヒロインには『ニード・フォー・スピード』などのダコタ・ジョンソンがふんする。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

平凡な女子大生アナ(ダコタ・ジョンソン)は学生新聞の取材のため、巨大企業の若手CEOのグレイ(ジェイミー・ドーナン)を訪ねる。誰もが心惹(ひ)かれてしまいそうな容姿でばく大な富を持つグレイは、「君のことを知りたい」と引っ込み思案で恋愛未経験のアナに興味を示す。次第に二人が親密になっていったある日、グレイの自宅に呼び出されたアナは衝撃的な契約を持ち掛けられ……。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C)2015 Universal Studios.
(C)2015 Universal Studios.

「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」女の夢を満載した官能映画には、色っぽい新星誕生の興奮も

 思いがけずといっては失礼だが、ロンドン在住の一般女性が趣味でネットに投稿し、世界中で大ヒットした小説の注目の映画化は、女性好みのお洒落エロスのみならず、スター誕生を目撃する興奮を味わわせてくれる。

 若き大富豪グレイと運命の出会いを果たした平凡な女の子アナが、恋と危険なプレイの狭間で苦悩する。大人版「トワイライト」と呼ばれる世界は、もちろん大人の“女の子”の夢の固まり。恋愛経験ゼロの垢抜けないヒロインが、心がないと言われる富豪の心を揺るがす“私は特別”感。ヘリでの移動や次々届けられる高価なプレゼントなど、「プリティ・ウーマン」な出来事に都会的な洗練された映像でときめかせるなか描かれる、この作品の最大のキモである“氷のプリンス”とのイケナイ関係も、あくまで美しく限りなくソフト。なんのかんの言っても安全が保証されている“危険な香り”は、まさに女が求めるもの。往年のヒット作「ナインハーフ」の記憶が蘇りそうなお洒落エロスをさらに盛り上げるのが、ふんだんに投入されるイケてるナンバー。久々に「MTVっぽい映画を観た」というフレーズを使いたくなる世界は、ムードのあるセックスにはBGMが大事というベタな発想とともにかえって新鮮。欧米との禁断エロスへの感覚のズレはあるにしろ、観終わって女同士でわいわい盛り上がれるお楽しみは満載なのだ。

 そして、そんな久々の女性向け官能ムービーの最大の収穫は、アナ役のダコタ・ジョンソン。“恋をしない男”の役作りか、グレイ役のジェイミー・ドーナンがいまひとつ色気に欠けるのが残念だが、アナの上気していく感じを演じるダコタは、女の目から見ても色っぽい。この色気、母親のメラニー・グリフィス譲りなのか、それともダコタの演技力なのか。脱ぎっぷりの良さとあいまって、スターの誕生を予感させずにいられない。“女の妄想”になんやかんやとツッコミを入れる気満々の男性たちも、ダコタの魅力にはまいっちゃうはず。続編でのジェイミーの開花を目撃するためにも、ここはぜひヒットしていただきたい。(杉谷伸子)

映画.com(外部リンク)

2015年2月19日 更新

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