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映画 深夜食堂 (2014)

監督
松岡錠司
  • みたいムービー 311
  • みたログ 1,761

3.59 / 評価:1,447件

一見さんを常連にする映画

  • raz***** さん
  • 2019年11月3日 7時24分
  • 閲覧数 308
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

こころがあったまる映画。

正直なところ、序盤に出てきた遺産めあての熟女(たまこ)がひどすぎて、中盤までそれを心の中で引きずったまま視聴した。のどに魚の骨がささったような状態。

でも最後まで視聴すると、魚の骨なんてなかったと僕の心に変化が起こった。

この映画のストーリーは、オムニバス形式で何のつながりもない短編がつなぎ合わされたストーリーに感じられてしまうかもしれないが、実は、そういう心の変化を意図して巧妙に短編ストーリーが配置されていたと思う。



具体的には短編ストーリーは以下のようにあった。

(a) 田舎から飛び出してきた板前志望の家出娘(みちる)の話
(b) 復興ボランティアの恋愛話
(c) 骨壺のオチ

これらはそれぞれ、あの遺産めあての熟女にも、何か事情があったかもしれないという示唆を含んでいた。

(a)では、みちるは最終的には主人公であるマスターの元から去ることになる。僕的には別にこのままマスターの元に居候してたっていいじゃんって思っちゃったけれども、みちるの将来を考えると発展する未来が見えるような立身出世が叶う職場の方が適しているとすぐに気づく。

(b)では、人間はなかなか自分の悩みを他人に言えないものだと分かる。

(c)では、人それぞれ事情は違っていて、自分の経験がそのまま他人に当てはまるわけじゃないことが示される。

(a)(b)(c)を視聴し終えた僕は、たまこのあのひどい行動の理由に察しを付けられるようになった。ようするに理由はほぼほぼ(a)だったということだ。そして僕が彼女だったとしても、それをわざわざ周りのみんなに釈明したりなどしない。



映画の序盤では、「なんだこの映画」という気持ちだった僕は、ラストまで見たとき、深夜食堂の常連になってもいいかなという気分になった。僕は深夜食堂の漫画もドラマも見ていなくて、映画を最初に見た「一見さん」だったわけだが、そういう気分にさせるこの映画の術策にまんまとはまってしまったのだろう。

一見さんがいつの間にか常連になっている、そういう映画。

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