多くの日本人には理解できない
- sho***** さん
- 2019年2月14日 23時31分
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基本的にキリスト教の内容が頭に入っててこそ分かるであろう映画。
コマ飛びでイエス様の超人的な所だけ映像にし、「なんだか寝ぼけたマジシャンみたいだな」と思ってるうちに何故か司教と対立。
ここまでのストーリーが大雑把すぎて、何がどうなってるのか分かりづらい。イエス様以外の登場人物の名前、出てきただろうか。
映画見終わったあとでも「イエス様」「ユダ」「ペテロ」くらいしか顔と名前が一致しないのではないか。それくらい他の登場人物の扱いも雑。
で、イエス様自身も芯の通った感じがなく、話すこともフワフワしており、最後はいつも「神を信じて私も信じろ」なので宗教に免疫のない日本人だと妙にイエス様が胡散臭く映る。
さらにいままでフワフワだったのに相手に追い詰められピンチになってから私は神の御子だと主張するせいで益々ただの命乞いのようで胡散臭くみえてしまう。
スーパー能力持ちまくりで前半そのパワーを存分に宣伝しまくる割にユダの裏切り後から小物オーラが溢れ出し、これから何が起こるかもう私にはわかり切ってるんだよフフフという描写があったのちの
捕まる際や拷問の際に恐怖に怯えて
いたり何でこんな目に~嫌だ行きたくない~的な表情や行動が目につく。腹をくくって
あくまで冷静でいて貰いたかった。
と悪いとこづくしの前中盤なのだが
終盤、十字架貼り付け後、すごく良くなる。絵の迫力というか、イエス様からでる迫力と念というか、ラスト20分がとても見事!ほかにパッションという似たような(というかラストあたりはほぼ同じ)映画があるのだが、ラストはこちらの方が絵力を感じた。あのラストの強さで前半の「うん、つまらん」て感想の半分が吹き飛ばされてしまった。
よって星2つ。
後からドラマを無理やり映画にした?ということがわかったのだが
それにしても前半の構成もうちょいマシに出来なかったのかと。
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