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黒執事 Book of Murder 下巻
2014年11月15日公開

黒執事 Book of Murder 下巻

652014年11月15日公開

ymo********

1.0

自作自演だったわけだ

上巻で描かれた19世紀のイギリス貴族ファントムハイヴ家で起こった密室殺人事件の解決と事の顛末を描きます。 ”使い古されたトリック” 特殊な登場人物や背景を除けば上巻での事件は陳腐な密室殺人事件に過ぎませんので下巻での謎解きで如何に魅せるかが問われるべきものですが逆の意味で期待を裏切られました。 ”これが犯人です” ”暗殺用に調教したんだろう” ”執事セバスチャンは死んではいなかった” ”まさか、ここまで思い通りにいくとは思わなかった” ”自作自演だったわけだ” ”13人目は本当にいたんです” 事件は物語の前段となるサーカス団の件を織り交ぜることによるミスリードなどで多少複雑にはなっていますが、結局は全てを見抜いていたセバスチャンによる自作自演です。 ”私だって刺されればけっこう痛いんです” 後半、矢継ぎ早に解き明かされる事の顛末はある意味ギャグ的ですが、冷静沈着なセバスチャンのクールさとコミカルさが混在する所がこの作品の魅力なのでしょう。 ”私は人間ではない” ”長い悪魔生で初めてでした” ”安全棺桶にしておいて良かったね” しかし、謎解きも結局は全て悪魔ですからで済ましてしまっているようで興醒めですし、実は死んでしませんでしたで納得する使用人たちの不可解さも受け入れがたいものです。 ただ、終劇後の劇場での反応では面白かったとの声が聞こえましたのでファンの人は楽しめているようです。

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