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トラッシュ! -この街が輝く日まで- (2014)

TRASH

監督
スティーヴン・ダルドリー
  • みたいムービー 255
  • みたログ 730

3.92 / 評価:507件

『だって、それが正しいことだから。』

  • fg9******** さん
  • 2017年4月17日 16時18分
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

 …監督は『リトル・ダンサー』のスティーヴン・ダルドリーで、脚本は『ラブ・アクチュアリー』、最近観た『アバウト・タイム~愛おしい時間について』のリチャード・カーティスだ。
 原題の『Trash』とは、「クズ、くだらない人間、能なし」とかの意味らしいが、邦題のサブタイトルはいささか的外れだな。
 …あらすじは、解説のとおり。
 冒頭、警察に追われている男が自分の財布を放り投げるのだが、その財布の落ちた先はゴミ収集車の中だ。
 で、リオデジャネイロ郊外のゴミ集積所で、ゴミを拾って生活している少年ラファエルがその財布を拾う。
 財布の中身は、現金の他にID、持ち主の娘と思われる写真、アニマル・ロトのカード、コインロッカーのキーなどだ。
 丁度その頃、警察もゴミ集積所に大挙して現われ、その財布を探し始める。
 で、その内の一人の刑事がラファエルと友人のガルドの許にやって来て、財布を発見したら賞金1千レアルを支払うと告げて立ち去るのだが、この刑事がねちっこくて最後の最後までラファエルたちを脅かす。
 ガルドは賞金1千レアルに釣られそうになったが、ラファエルは財布の中身に胡散臭さを感じて、その中身の重要性を解明しようと乗り出すのだった。
 で、自分が持っているのは不安なので、誰にも見付からない所の下水道で暮らす友人のラットに財布を預けようとするのだったが、財布の中身の「鍵」はコインロッカーのキーではないかと思い至る。
 で、警察から執拗なまでに追い詰められるが、なんとか振り切ることに成功する。
 この追跡劇はなかなかスリリングだったな。
 しかし、安心しているのも束の間、ラファエルは警察に拉致されて、こっ酷い目にあうが、財布の中身に関しては一切口を割らなかった。
 で、銃殺されそうになるが、殺すまでもないと判断した警官により、命を吹き返すのだった。
 この3人の唯一の味方は、神父(マーティン・シーン)と教会ボランティア(ルーニー・マーラ)の二人しかいなかったが、出番こそ少ないが存在感があった。
 話しが長くなってきたので、結論へ急ごう。
 で、ラファエルたちは裏帳簿の隠し場所を探り当てたのだが、冒頭に登場の刑事もねちっこく付き纏うのでハラハラドキドキものだ。
 何故に、少年たちはこんなにまでして真相を究明することに一途になれたのだろう…。
 ラファエルは、至極当然のように涼しい顔で次のように答える。
 『だって、それが正しいことだから。』
 で、思いっきりのネタバレで……彼らは汚職にまみれた大金を手中にするのだが、丸で汚いものを手にしてしまったかのように、いや、ゴミを手にしてしまったかのように、その札束をゴミ山の頂上からばら撒いてしまう。
 一瞬、あらまぁ、なんという勿体ないことを……なんて思ってしまった自分は、ゴミ山に埋もれてしまった方がいいのかな?
 で、3人の少年は、念願のビーチでの無邪気な生活を楽しんでいるところで幕を閉じるのだが、貧困に喘いでいながらも純粋に無垢なままの少年たちの姿は眩しく爽やかで、十分見応えのある作品だった。
 なお、主人公の3人の少年たちは実際にスラム街の出身で、オーディションで選ばれたというのだから大したもんだ。

詳細評価

物語
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演出
映像
音楽

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