120分の夫婦喧嘩かよ！
- ポルティ さん
- 2018年8月4日 11時52分
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こんなの、よく映画にしたなあというのが正直な感想。邦題と違って、劇的な何かが起こるわけではない。どこの夫婦にも少なからず必ずある感情のスレ違いを描いただけだが、とりあえずこんな話を映画として企画し、実現させた製作陣の力業はたいしたもの。いかにも生真面目で素朴な北欧の人が撮った映画という感じで、日本人じゃ絶対こんな脚本、思いつくこともないだろう。
何か起こりそうな(結局何も起こらないが)変にピリピリした緊張感が漂っているため、不思議に最後まで退屈はしなかったものの、こんな話で120分引っ張るのは正直キツい。
内容がリアルにブラックなので、夫婦ふたりでこれを観たら、ちょっと気まずくなるかもしれない。夫と妻、男と女とは基本面倒くさいものなのだ。喧嘩になりそうだから、自分は嫁サンとは絶対観たくない(苦笑)
絶妙なのは音楽の使い方。雪景色にヴィヴァルディの｢夏｣がこんなによくマッチするとは、画期的な発見だった。それだけが収穫かな。
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