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ハングリー・ハーツ (2014)

HUNGRY HEARTS

監督
サヴェリオ・コスタンツォ
  • みたいムービー 49
  • みたログ 235

3.44 / 評価:163件

愛ってなんだろう

  • num******** さん
  • 2020年1月8日 10時56分
  • 閲覧数 796
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

久々にしんどいヨーロピアン映画を見た。
映画としては良く出来ている、演技も素晴らしい。

冒頭のふたりの出会いのシーンはコミカルだが、閉じ込められた、というその後のストーリーを象徴しているように思える。

予告編では幸せいっぱいのカップルがーみたいなことを言っていたが、全然違う。

転勤が決まったミナを妊娠させてエゴの世界に閉じ込めたのはジュードだ。

ミナは元から偏った性質があったのだろう。
仮に100%望んだ結婚や退職や出産であったとしても、同じ結果だったと思える。

しかしこのストーリーの中では、望まぬ状況を受け入れた時から彼女の狂気は始まっている。
彼女の本心とは裏腹な、能天気な結婚パーティー。
やがて同じ夢を何度も見ると不安を訴えるも、夫にはあまり響かない。

ミナの狂気が進むにつれ画像も歪になっていく。

後半、ミナの痩せこけた姿も顔も怖すぎる。
狂信的なヴィーガンというより摂食障害のバリエーションではないのか。
痛々しく痩せて老けて見えるほどの身体に少女のような格好をしている。
たまたまそういうファッションなのか?ガーリーなスカートに生足にソックスとリュックサックが異様だ。
家でもオヤジのランニングとパンツみたいな寒そうな格好をしているのも意味があるのだろうか。

ジュードは打つ手もなくなり翻弄される。それでも妻と子を愛する。と言うより愛ゆえに、現実的な対策を取れない結果を招いてしまった。

閉じられた世界を破ったのは、もうひとつの母親の強い愛だった。

愛とエゴは表裏一体。

もしかすると、夫役がモヤッとしたアダム・ドライヴァーでなければ、ここまでモヤッとしない、ただのサスペンスタッチの怖い話だったかも知れない。
彼の演じる夫の妻への愛が、見ていて「良く分からない」からだ。子供に対しての愛は「良く分かる」のに。

もう、ほんまにしんどい。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 絶望的
  • 切ない
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