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スウィング・オブ・ザ・デッド (2012)

THE BATTERY

監督
ジェレミー・ガードナー
  • みたいムービー 7
  • みたログ 59

3.09 / 評価:45件

なんだこれ、深いぞ…

  • koy******** さん
  • 2019年10月21日 6時16分
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

人々の大半がゾンビになってしまった世界で、ゾンビも少なかろうと森林地帯を旅する二人の男、ベンとミッキー。ベンは色々と雑な性格で、ミッキーは繊細なムッツリスケベ。二人は野球チームのバッテリー(原題はThe battery)だけど、そんなに親しいわけでもない様子。というのは、ゾンビの始末はベンが担当していて、ミッキーは一向にそれをしようとしないから。このミッキーが本当にどうしようもない奴で、今は無人となった元カノの家でぱんつを物色したり、美人でセクシーなゾンビを見たらムラムラと催したりして、基本役立たず。それでも、男二人の間には確かに友情がある。キャッチボールはその象徴かな。そんな日々の中、空き家からゲットしたトランシーバーで、ミッキーは若い女性の声を聞く。彼女はどこかの組織に属しているらしく、そこは生存者の天国、というわけではなさそうだった…

という映画。ネタバレ全開で行くので、観る人はこのあとは読まないでね。

車で移動中、二人は生存者に出会うが、なんやかんやでベンは生存者の組織に脚を撃たれ、車のキーは草むらに捨てられ、車の中に避難する。鍵を探すが見つからない。コード直結でエンジンをかけることは以前失敗して車を壊してしまったらしくてできない。そして二人はゾンビの群れに車を取り囲まれ(この世界のゾンビは動きも鈍く、ガラスを割る力もないらしい)、身動きできなくなる。

ここからがやたら長い。観る方の精神も削るように、ゾンビの呻き声と窓を叩く音が約20分間続く。これに耐えられるかどうかで、この映画の評価は変わるだろう。

二人はここに至る3ヶ月前にも同じようにゾンビに囲まれて身動きできないことがあった。それはミッキーの家で、籠城戦の中でミッキーの家族が犠牲になっていることが語られる(ミッキーはそれでもゾンビを殺すことができない、どうしようもないヘタレだ)。そのときに、二人はゾンビを家に入れることで、逆の出入口から脱出することに成功している。ベンは言う。あんなに簡単に外に出られたなんて。

ラスト、ベンは車からも同じように脱出しようとする。しかし家と車ではわけが違う。それでも、彼はやるというのだ。実行前に、自分を売った生存者の組織にトランシーバーで告げる。ここから出たら、次はあんたらを殺しに行くと。

そのあとのエンディングが抜群にいい。
思わぬ掘り出し物に出会った。

あてのない旅、ゾンビ、役立たずの相棒、キャッチボール、外に出られない状況、それでも外に出る決意、復讐。きっと、どれも何かを象徴しているのだ。かつてロメロのゾンビがそうであったように。深いぞ。

主演の二人は、監督とプロデューサーらしい。ベンの方が監督で、脚本も書いてる。二人とも演技はなかなかのもので、見応えがある。あと、音楽が抜群にいい。映像もなかなか情緒があるし、ゾンビのお食事シーンもない。彼らが描きたかったものはそこじゃないんだな。バカっぽいタイトルに変えた奴はゾンビに噛まれたらいいと思う!!

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 勇敢
  • 絶望的
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