ここから本文です

イントゥ・ザ・ウッズ (2014)

INTO THE WOODS

監督
ロブ・マーシャル
  • みたいムービー 274
  • みたログ 2,018

2.46 / 評価:1880件

ダークな童話×ミュージカル好きな大人向け

  • kid***** さん
  • 2017年5月10日 16時02分
  • 閲覧数 2061
  • 役立ち度 5
    • 総合評価
    • ★★★★★

ミュージカルを映画化したというだけあって
演出も演技も舞台を思わせる仕上がりでした。
また、衣装や小道具など手が込んでいて、暗い中にも美しさがある映像でした。

原作のダークな部分も、そのまま表現していましたし、
子供向けというより大人向けな印象。
最後の最後に流れるナレーションも「子どもたちは聞いている」という、大人に向けたメッセージで終わっています。


全体的にメッセージ性の高い映画と思えます。
特に、親のあり方について強く説いているように感じました。


ラプンツェルの魔女や、ジャックの母は、
子供を虐待して育てていましたが、どちらも子供を愛していました。
どう愛情を表現すればよいのかわからなかったのだと思います。
結局は、両者ともに死んでしまいますが。

特にラプンツェルの魔女は、心からラプンツェルを大切に思っていたように感じました。
ラプンツェルにベリーを届けたシーンで、二人が微笑み合う瞬間が印象的です。
最終的には、巨人からラプンツェルを守ろうとしますが、ラプンツェルは王子と共に去ってしまいます。
魔女が王子に魔法をかけられなかったのは、ラプンツェルを思う魔女の愛が本物であったからでしょう。

魔女の死に際のセリフの「お母様、私を罰して」は、痛々しかった。魔女も母からの愛に飢えていた。


パン屋の夫も、実父に捨てられた過去から、自分がどのような父になれば良いのか、良い手本がいない…と悩んでいましたが、森の中で試練を乗り越えて成長しながら、実父の犯した罪を許し、息子を育てて行く決心をします。

今、レビューを書いていて思いましたが
この映画のすごいところは、子供でなく大人が成長する部分かもしれません。
パン屋の夫の親としての成長ぶりが素晴らしいです。


あとは、不倫はいけないっていうメッセージも強烈だったと思います。
シンデレラの王子に誘われて、パン屋の妻は王子とキスをしてしまいます。
その後に、王子はシンデレラと別れることになりますが、
パン屋の妻は、崖から落ちて死んでしまいます。
生死を分けたのは、子供がいるか否かではないかと感じました。
パン屋の妻には、産まれたばかりの息子がいました。
王子とシンデレラの間には、まだ子供はいなかった。
ちょっと乱暴な解釈かもしれませんが、生死を分けた理由が他に分かりませんでした。
パン屋の妻は、子供を愛し虐待はしていませんでした。不貞を働いたことが死につながったように思えます。

長々と書いてしまいましたが、この映画に悪役は一人もいませんでした。
みんながみんな、主役で、人間臭くて、考えさせられることが多い良い作品だったと思います。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • ファンタジー
  • 不思議
  • 不気味
  • 勇敢
  • 絶望的
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ