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シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア
2015年1月24日公開

シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア

WHAT WE DO IN THE SHADOWS

PG12852015年1月24日公開

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4.0

星4ですが、厳しめ意見です

注意・星4ですが辛辣です。マイティソーについても言及しています。(嫌な人はスルーしてね。) タイカ・ワイティティ監督の代表作といえば、「マイティソー ラグナロク」なわけですよね。 で、この監督の撮り方の特徴というのが、(今作とラグナロクの二作しか視聴していませんので偉そうに語りたくは無いのですが、)「役者のアドリブ頼み」です。 アドリブで生まれるデメリットと言うと、会話劇になりがちで絵的に動きが少ない(棒立ちが多い)、台詞が多い、台詞が人と被るなど。 メリットは、逆にそのグダグダした空気感が、我々現実世界の人のテンションと似ている為、今作のモキュメンタリー形式の内容とマッチしている(リアリティがある)…という所でしょうか。 故に本作が面白いと思ったのなら、それは役者陣の力量であって、タイカ監督の腕前とは違う様な気がします。 ただ、アドリブ続きなのを一本の映画として繋がる様、編集した技術は素晴らしいとは思いましたし、ヴァンパイア達の現代風共同生活や、使い魔の設定、狼男達も愉快なアイデアだと思います。 日本の漫画では、既に誰かが似たような物を描いてそうな設定ですが、それを真面目にふざけて映像化したのは新鮮なのかもしれません。 ほっぺの赤い彼だけは随分印象が薄くて、何故皆がそこまで彼を信頼しているのかは描写不足だったとは思いますが。 ぶっちゃけ私はマイティソー ラグナロクは好きではありません。公開時にレビューも書きました。確か評価は星2くらいにしたと記憶してます。本作もラグナロクのグダグダ感と通ずる物があって、やはり同じ監督なんだな…とつくづく思いました。しかしなぜ本作は星4なのかと言うと、これが監督オリジナルの作品だからという事です。 マイティソーは既に1、2(あとアベンジャーズ)があり、キャラのイメージが固定された矢作の方向転換でしたので、非常に戸惑った覚えがあります。 あれはパッとしないソーシリーズのテコ入れや、クリヘムがゴーストバスターズで味を占めたコメディ路線を希望した故なのは分かります。けれど個人的には抵抗がありました。だって全員馬鹿みたいになってるから。面白い作品を作るのに、キャラクターの性格まで変えなきゃいけないのだろうか?ストーリーを捻る事ではダメなんだろうか?お笑い優先の為にみんな似た様なアホに変更…っておかしくないか?などなど色々思いました。 けど、本作では完全に初出のオリジナルキャラ、オリジナル作品なので、ソーで許せなかった事が許せるわけです。グダグダな空気も現代劇であればアリでしょう。 だからこの先公開の「ジョジョラビット」も気になりますし、その後のサッカー映画…はどうだろう?予告次第ですね。 ラブ&サンダーもナタリーが復帰しますし、色々書きましたが、カッコいいソーはもういないんだと今は諦めていますので、また懲りずに見てみたいとは思ってます。 しかし、このまま役者のアドリブ頼み、コメディ調の同じようなノリの作風しか作れないと言うのならば、「AKIRA」とのミスマッチだけが心配です。(監督を続けるつもりならね。) 個人的にはタイカ監督は、舞台が現代の低予算映画の方が、奇抜で愉快な物を作ってくれそうな気がするんですけどね。

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