爆撃手の月

BOMBER'S MOON

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爆撃手の月
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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(1件)

かっこいい12.5%セクシー12.5%勇敢12.5%不気味12.5%コミカル12.5%

  • rup********

    4.0

    米ソの男女逃走劇

    米ソの男女2人が手を取り合って逃げる途中に恋に落ちるという展開を見せる親ソ連映画的な作品。 1943年というアメリカとソ連が連合国側の一員として反ファシズムで結束していた時期に製作されたことが影響しているように思われます。 米軍航空部隊の爆撃手ジェフは、ドイツを空爆した際に撃墜されて独軍の捕虜となり収容所に入れられるものの、すでに捕らえられていたソ連の女性軍医アレクサンドラとチェコ人士官パウルと共に収容所から脱走し逃走劇が繰り広げられるという物語ですが、エロール・フリン主演の「戦場を駆ける男」みたいに戦争映画というより冒険映画調につくられているので、戦時中の政治宣伝色をあまり感じることなく観られる作品です。 始めはパウルと3人で逃げるのですが、中盤、ある事情からパウルは姿を消すことになるので、ジェフとアレクサンドラの米ソの男女2人で逃走することになり、素性を隠すために夫婦を装うことに。 乗船した小型船の船長の奥さんが部屋へやって来たときに、怪しまれないようにキスをしてみせると、互いに意識し合うようになって、そのあとすぐに本気のキスをしてしまうなんていうロマンチックな展開となります。 ナチスを信奉している年端もいかない子供が部屋に入ってきて2人のことをスパイだと疑ってかかるというシークエンスもあって、彼はヒトラーユーゲントなのでしょうが、この場面はコミカルに扱われてはいるものの、感化を受けやすい年頃の子供がナチスの手先として登場するのがちょっと不気味。 ジェフ役は、Bムービー中心に活躍していたジョージ・モンゴメリーで、これまでに観てきた作品では強い個性は感じられないのですが、嫌味のない二枚目俳優といった感じで、安定感はあります。 そして、アレクサンドラ役を演じているのが、「スエズ」での共演がきっかけでタイロン・パワーと結婚し、その後もハリウッドで映画出演を続けていたフランス人女優のアナベラ。 ルネ・クレールの作品で一躍世界的に有名になった戦前の人気女優ですが、「スエズ」以降のアメリカでの出演作は、「鮮血の情報」を除いては、本作を含め小粒な作品ばかり。 はじめはソ連軍将校の軍服と軍帽に身を包み、美形の青年将校のような出で立ちで登場するので、ジェフは彼女のことを男だと思い込んでいて、逃走中、川に入って難を逃れたため、びしょ濡れになった服を草むらの陰でこそこそ着替えているのを不審に思ったジェフが様子を見に行って女だったと気づくというお馴染みのシチュエーションをやってくれます。 女性と分かった後は、寝姿が急に女っぽくなったり、その後もさらに女性らしい服に着替えたりと、若干コスプレ感がありますが、アナベラの魅力を引き立たせるような演出が施されているのが面白かったですね。 <戦争映画を集めた10枚組の廉価盤DVDで鑑賞しましたが、映像がVHSの3倍モード並みに悪いのが残念でした>

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
爆撃手の月

原題
BOMBER'S MOON

上映時間

製作国
アメリカ

製作年度

公開日
-

ジャンル